旦那とは、マッチングアプリで出会った。
マッチングして4日後に初デート。
ただただ素直で、
優しくて、
かわいらしくて、
愛をまっすぐに表現してくれる彼に、
私は、初めて会ったその日に惚れた。
彼はとゆうと、私にゾッコンだった。
今もその熱量は変わらない☺️
その1週間後に、告白され、付き合い始めた。
彼とは、遠距離恋愛することになった。
付き合った当初から、
お互いに結婚の意思はあった。
ただ、タイミングだけが難しかった。
私が入社してまだ、1年目だったからだ。
数ヶ月後、結婚が早める大きな理由の一つになった、
ある事件が、私の職場で勃発した。
人間関係のトラブルだ。
私はアパレルの正社員。
とても仲の良かったアルバイトさんが、
私との飲みの席での会話(相談事や愚痴)の全てを、
店舗スタッフのみんなにばらまいたのだ。
それも何ヶ月も前の会話で放ってしまった言葉が、
思いも寄らない方向に大きくなっていて、
店舗での私の信頼は一気にゼロになった。
「社員として、相談する相手が間違っている。」
「お店をよくしたいなら、私(店長)に言いなさい」
「社会人としての自覚がなってない」
「アルバイトさんを信用する方がおかしい。」
「もっとみんなとの距離を考えて」
店長や、私に不満を持つスタッフ全員と、
一対一で話をした時に言われた言葉だ。
いや、そもそも、何ヶ月も前の飲みの席で話したあれこれを、
ばらまくヤツのデリカシーの方がおかしいだろ。
そっちを非難する人は誰もいなかった。
だれも信用できなくなった。
居心地が悪すぎて、周りの目ばかり気になって、
生きた心地がしない日々が続いた。
まあ、そんなこんなで、
大好きだった接客も服も、
全部がどうでも良くなった。
店舗に味方はいなかった。
毎日毎日、出勤するのが精一杯。
帰りの電車に乗るときは、
殺してた感情が戻ってきて、よく泣いた。
メンタルブレイク寸前の私のそばにいたのは、
彼だった。
今日も明日も出勤する理由は、ただ一つ。
彼との結婚のために、貯金をすること。
私は専門学校に通っていた4年間で借りていた、
奨学金の返済と、歯列矯正のローン返済も抱えていた。
心を擦り減らして職場に向かう私を見て、
二人で冷静にお金の計算をし、比較をした。
いま現在、遠距離をしていることで発生してしまっている費用。
それぞれの一人暮らし支出と、
結婚して、二人で生活を共にしたときの支出の比較。
いろんな数字を並べてみて気づいたことは、
彼と結婚し生活を共にして、
私が彼の扶養内で稼いだときと、
今の貯金額がそこまで変わらないこと。
彼と一緒に生活をするとしたら、
そこから通える範囲内に働ける店舗はない。
いつか必ず選ばなければいけない時がくると思っていた、
仕事か、家庭か、を今、選ばなければと思った。
誰に意見を求めても、
「1年目で辞めるなんてもったいない」
「まだ付き合って数ヶ月でしょ?1年は様子見たら?」
誰かに意見を求めた自分がバカだった。
前例なんてあるわけもなかった。
今の状況を知っているのも、私たちだけだったし、
彼のことを理解しているのも、私だけだった。
そこから早かった。