会議が長引き昼飯時間に遅れ、
しまったと舌打ちしながらいつもの南新宿駅前のカレー屋に行くと、もう売り切れて看板がしまわれてた、やっぱし。。。

するとその向かいに何やら新しい看板が…
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ラーメン屋…らしいが、店名が・わからない。。。
「麺」!?

壁には「男」とか「千葉真一」とか貼ってある(汗)
格闘家の店なのだろうか?
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躊躇してたら元気の良いお兄さんに調子良く呼び込まれて…入ってしまった。。。

中にはもう1人、体格の良いお兄さんが麺を茹でている。

やはり・格闘家の店なのだろうか?
店内には魚介系の良い香りが漂う。


ところが「もやし」は売り切れたそうで、
「ラうどん」か「ラそば」を薦められる。

「ラうどん」は太麺で「ラそば」は細麺なのだそうだ。

「ラうどん」650円にする。
大盛無料と書いてあるので、大食いだけが取り柄のオイラが迷わず頼んだら
「何グラムでも良いから指定してください」と言う。

初めてで味も盛りもわからないのに、根っからの負けず嫌いなオイラはつい勢いで、
しかしいいオヤジがお残しもハズいので、当たり障りないところで「250g」と頼んでみる。

「トッピング、豚が超ウマイっすよ♪」と言われまたつい調子にのり追加する。よく見ると豚増し300円…ちとお高い。
前金で950円払う。

店内はカウンターのみ8席ほど、ドアはなく開放された店内は…熱い。

水冷機も故障中だが熱い店内のおかげで水差しに入った水道水がちょっとだけ冷たく感じられてウマい(爆)

待ってる間も、表を通る通行人は皆不思議そうに店内を一瞥する。

お兄さんは「ラーメン屋ですよ!」と呼び込みをしながら
「みんなラーメン屋だとはわからないみたいなんですよね」と自嘲気味に吐き捨てる、
そりゃそうだ、店名すら分からんのだもの(笑)

でも、そんな店に呼び込まれてのこのこと入るオイラもとんだ尻軽である、後悔。。。


出来上がったラーメンは、とてもうまそうだ。
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なかなかの大盛っぷりに喜ぶ♪

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麺も極太!!もう我慢できず、
まずスープを一口すする。

魚介出汁が効いて、少し甘口のスープだ。
オイラの好きなタイプである。あまり塩辛いのは好みではない。

脂はたっぷり、ニンニクが超効いている。

非常に男らしいラーメンである。

麺のコシも男らしく、
そして6~7枚のった豚が、これまた超柔らかくトロけて絶品である。

大汗をかきながらも箸を止めることのできない至福の時間の途中で、
先程の後悔は間違っていたのだ、
やはりオイラは成功者だ!!などと自己満足に浸る。


するとお兄さんがいたずらっぽく「青唐辛子のトッピングいかがっすか?かっなり辛いですけど!!」などと挑発してくる。
いちいち干渉してくる奴だな、などと思いながらもそこはまた根っからの負けず嫌い、ついうっかり乗ってしまい、食べかけの丼に青唐辛子をひとつまみ乗っけてもらう…

ほんのひとかけら口に入れただけなのに確かに…超辛い(泣)


しかしここまで来ると、この店は格闘家の店であることを確信し、オイラの闘争本能に火が点いた!
今は店対オイラの闘いの時間なのだ、
真っ向から勝負を受け、
意地でも完食してやるのだ。
男たるもの、どんな些細なことであろうとも絶対に負ける訳にはいかない。

オイラはいまだかつて外食を残した記憶がない。
一度だけ、考えられないくらいまずいラーメンに遭遇したことがあったが、
その時はさすがにスープを半分残した。でも麺と具は全部食べた。
だからこんな体型である…。


麺も具も食べ、キレイにスープを飲み干し、カウンターの上段に丼を返し、テーブルを拭きながら「ごちそうさま、旨かった!」と言うときの勝利感!
たまんないっす(笑)

お兄さんが「あー、キレイに食べてくださったんですね、ありがとうございます。ウレシいなぁ♪」と。
なかなか礼儀正しくて気持ちの良い若者である。
ノーサイドの笛と共に、二人はライバルから親友に変わった♪
やはり格闘家だ!!

こんなわけで、近いうちに再戦に行こうと思う。
…その時はちゃんと店名を聞きたい。。。

午後、仕事中ニンニク臭くて一言も喋らなかったことは言うまでもない。
格闘家は辛いのである。

   おわり