(昨日のつづき)自己責任で採取してきたタマゴタケ。自宅に帰って妻に調理してもらうことにしました。因みに妻は食べません。毒が入っているかもしれないからではなく、山菜やキノコは放射性物質の問題で食べさせないことにしています。天然キノコも気軽に食べられない世の中で生きなければならないなんて、大半を人任せにして生きざるを得ない社会システムを享受している報いですね。まあわたしは気にせず食べますけど。
タマゴタケの味をシンプルに味わうために玉子とさっと炒めたもの
豚バラともやしとあわせたバターのホイル焼き
えー、なにこれ!?
滅茶苦茶美味いじゃないか!
採ったその日に食べるタマゴタケは滅茶苦茶美味かった。柄はアスパラのようにシャキシャキとした食感が楽しく、傘は逆にやわらく濃くのあるまろやかな味わい。キノコっぽい味はあまりせず、特徴はないのだけども、なんというか美味い。ホイル焼きなんて文字通り傘の赤が色落ちした黄色い汁がタマゴの黄味のように見えるだけでなく、本当に生卵の黄味に絡めて食べているようではないか。美味い。
あーこれ天然キノコというジャンルにはまる人の気持ち分かるわー
因みに、タマゴタケは生で食べられる珍しいキノコです。食べられるというだけではなく、イタリア料理なんかでは積極的に生で使う料理もあるとのこと。折角なのでわたしも生で食べてみました。やはり独特の味わいはないのだけど、美味い。食感が火を通した状態とはまた違っていて楽しい。
わたしはこの日を境に日に3度くらいはキノコ採りに行きてーと口に出すようになってしまいました。やはり素材を楽しむなら、天然で、収穫後ただちに食べるにかぎります。はじめて自分で採った天然キノコ、本当においしゅうございました。(おわり)