「月末に想ふ、あのフィルムたち Vol.2」 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 月末なので先月から始めた企画「月末に想ふ、あのフィルムたち」を書きます。思うがままに書くので支離滅裂でもご容赦のほどを。

 

 

 いま一番すぐに思い浮かんでしまうタイトルは、この前新宿武蔵野館で観てきたロバート・エガース監督の「ウィッチ」。

 

 

 単純なホラー映画の構造で撮られている作品ではないので、映画通は押さえておくべき1本だ。そして、えーと、ダメだ。トム・ムーア監督の『ブレンダンとケルズの秘密』が頭に思い浮かんでしまった。栃木県では公開されないようだから、意識してしまっている。

 

 と、わたしはこんなことを書きたくてこの企画を立ち上げたのではないのです。あのフィルムたちとしたからには、フィルム上映されていた頃の懐かしい作品からなにか紹介したいと思って始めたのです。企画本旨を自分でぶっ壊すところだった。危ない、危ない。

 

1.甲本ヒロトがバイク事故 一瞬心臓が止まるかと思った。生きていてよかった。早くよくなってください!という思いを込めて

 

 

  『リンダ リンダ リンダ』(監督:山下敦弘)日本

 

「わたしが才能に嫉妬する山下監督の「・・・」の手法がいかんなく発揮されている作品。女子高生が文化祭でブルーハーツをやるってだけの話。なにも起きないし盛り上がらない。なんでもあることなんて青春とは呼べない。なんでもないことばっかりやっている自分が書くのだから間違いない。そんなわたしは現在も青春中ってことですね。恥ずかしい。。」

 

2.日本人なら1度は見ておくべき映画

 

 

  『ひろしま』(監督:関川秀雄)日本

 

「原爆投下のわずか8年後、多くの被曝者を含む広島の市民8万8千人以上が出演して作られた作品です。どんな原爆映画とも違います。思想信条は関係ありません。一度でいいので観てみてくれませんか。たぶん貴方の想像を超えます。」

 

3.忘れられないあの表情 ~女優宮沢りえの名演技を紹介したい~

 

 

  『父と暮せば』(監督:黒木和雄)日本

 

「本作の宮沢りえさんのあるシーンの表情が何年経ってもわたしの記憶から消えません。いまは名女優の地位を完全に確立した彼女、考えてみればこの頃から素晴らしかったってことです。本作は黒木監督の戦争レイクエイム3部作の内の1本。『TOMORROW 明日』『美しい夏キリシマ』と、各作品切り口が異なるので、興味のある方は併せてご覧ください。」

 

4.わたしが監督名を意識して映画を観るようになったきっかけは貴方です。7月16日に亡くなられたジョージ・A・ロメロ監督に心からのご冥福をお祈り申し上げます

 

 

  『マーティン/呪われた吸血少年』(監督:ジョージ・A・ロメロ)アメリカ

 

「ジョージ・A・ロメロ監督と聞くと、ゾンビの人ねで終わってしまっているそこの貴方。彼はゾンビだけの監督ではありません。そんなことをわたしに教えてくれたのが本作です。本作に描かれているやるせなさは、わたしの根幹にいまだ残っています。傑作です。観賞できる環境にある方は是非ご観賞ください。」

 

 以上、なに書いたかよう分かりませんが、殴り書きのこんな企画をどうぞよろしくお願い致します。(次回:8月末日)