「なるべく普通に登らない栃木百名山67,68座目」栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

  山岳会の先輩が譲って頂いたスキー板で、山スキー2回目に挑戦してきました。目指すは、高原山域の前黒山です。登頂できれば栃木百名山68座目になります。 山スキー1回目は熊に唸られ、板を担いで逃げ帰ってきてしまったので、今回は最後まで板を履いて滑って下りてくるのが目標です。

 因みに67座目は娘と登った「花瓶山」になりますので、娘の百名山投稿を参照ください。

 「花瓶山」http://ameblo.jp/tama-xx/entry-12262858947.html

 

 

 この日は山岳会の山仲間のソネさんと。ソネさんは元ボーダーだったのですが、いまやスキーも見事に操る転身成功組です。わたしはスキーの練習をしていますが、一応ボーダーを止めるつもりはありません。ボードの爽快さをスキーで感じられるくらい上達するには、あと5年では到底追いつきません。わたしはボードのほうがいいなあ。

 

 

 目の前に目指す前黒山が顔を出す。スキーも登りは楽ちんでいいんだけどねえ。

 

 

 このルートはけして山スキー向きではありません。いい斜面があるわけでもないので、スキーで登るより、スノーシューとかで登ったほうが本来良いと思いますよ。わたしの山スキーレベルではこのくらいが丁度いいって話です。

 

 

 尾根に出ると、新しい熊の残した痕跡が。その上にもその上にも古い痕跡が。嗚呼、やはり、ここは熊の縄張りで、冬眠してない熊がいるのだわ。なにを隠そう、前回熊に唸られたのは、この隣の新湯富士山でなのでした。今日も出くわすかもしらんて。こわっ。

 

 

 兎にも角にも簡単に山頂までは来られました。

 

 

 あとはこの日の目的、滑走です。

 

 結果、散々でした。出だしは兎に角登山靴でのスキー板の制御が出来ず、なにより曲がることができないので、ターン毎に転倒しておりました。登山靴はグニャグニャなので、体重をどこにも預けられる箇所がないのです。前方に体重を預けようものなら前転するし、後ろに少しでも体重がかかると尻もちを着くはめとなります。

 右でも左でも平気で足首がぐにゃりと曲がって女座りよろしく倒れてしまうので、もうどうにもこうにもなりません。仲間が心配そうにニヤニヤと見ています。あきらめへん。

  あーだこーだと思案しながら転び転びおりてくると、なんとなく体重の預け方が見えてきます。普通のスキー板のようではダメなんです。本当に目いっぱい足を広げ、これでもかと内股に足を曲げ、これ以上曲がらない状態にすると、体重を預けられることに成功しました。あとは、その内股加重姿勢とでもいうべき、姿勢を保ちつつ、滑っていると、なんとか行きたい場所に行けるようになり、停まりたい場所で停まれるようになりました。なんとか第1関門突破です。

 しかし、今シーズンはこれにてスキーはおしまい。あー絶対忘れるよ。悔しい。(おわり)