大戸沢岳BCの翌日の土曜日(22日)は、別の仲間と集合して、西上州へアイスクライミングへ行きました。前回取り付いた西上州の相沢奧壁大氷柱からほど近い場所にある神津牧場というエリアです。
駐車場から20分弱で取り付ける好立地もわざわいしてか人気のエリアのようです。ルートも初級者の練習用から上級者が楽しめるヴァーチカルまで多彩に用意されています。
この日は何故か貸切で、まずはインディアンサマー広場の右端にある段上のチェロキー(Ⅳ)を登り、
その後は、同広場メインの右アパッチ4本と左シャイアン(両V~V+)1本登りました。
双方20m程度の氷柱で、60~70度から始まり、上部は85~90度。年によって難度は変わるようだけれど、今回はシャイアンは優しく感じました。アパッチは右ルート、右端氷柱の奧に入ってトラバースして出てくるルート、中央ルート×2と4本登りました。中央ルートは抜けるのに腕をかなり消耗させられました。まだまだです。ただ、自分が見いだした右端氷柱からのトラバースルートは、それほど難しくなく登れましたね。滝の弱点を見いだす力はちゃんと養われているようです。
午後になると隣の右エリアに取り付いていたであろう別パーティが転戦してきたので、我々は右エリアに移動。
右エリアの奧に入るには、入門砦という約6m75~80度を登らなければ入れません。ここはサクッとクリアすると、最奧にナボホ2段40m(出だし10m80度強でⅣ+)、右の枝沢にコマンチ30m(約60度)が見えてきます。
コマンチは優しそうだったのでスルーして、
ナボホだけに取り付きました。リードが難しそうな右ルートに取り付き、一度敗退し、再トライで登りきり、そのラインで遊ぶことになりました。結構難しそうでしたが、最近の練習の成果かわたしは難しく感じませんでした。
でもオブザベするに、ナボホの弱点は本来左から中央に取り付くラインだと思われます。そこはもっと優しく登れたはずです。
この日は前日の山スキーの疲れもあってモチベーションが低かったのですが、結果9本も登れてお腹いっぱい大満足の1日でした。なにより驚いたのは、この日インディアンサマー広場にやってきたのが山下ガイドのパーティだったのですが、その中にかなり前から読者登録している夫婦クライマーさんいたようなのです。一言二言しか交わしませんでしたがビックリしました。やはりアイスクライミングの世界は狭いなあと思うのでした。くまさん並べて写真撮っているところを是非見たかったな~。
来シーズンも何処かも会うかもですね。その際はよろしくお願い致します。(おわり)