先日曜も山に入ってきましたよ。それもですねえ、H22年に山岳会に入って以来、切望しつつも縁がなく今まで来てしまった雲竜渓谷へです!やったー、ばんざ~い、ばんざ~い♪
しかもアイスクライミングしにですからねえ。山岳会に入る前はアイスクライミングなんて自分とは関係のない世界の話しだと思っていたんだから不思議なものだ。@しみじみ
え?雲竜渓谷知りません?確かに関東圏外では知らない人がほとんどか。
いうわけで、雲竜渓谷はですねえ、数年前に「山と渓谷」の表紙を飾ったことでも有名な観光スポットなんですよ。とは言っても春夏秋に入ってもなにもありません。あくまで氷瀑が有名なエリアなんです。関東では袋田の滝とあわせて、その氷結具合その他が必ずTVや新聞に1度は取り上げられたりしますから、関東人なら見聞きしている人も多いと思います。
わたしが入った日もトレッカーやハイカーが来るわ来るわ、ガイドさんが連れてくる団体さんも何隊かやってきましたね。トータル観光だけでも150名は来てたのではないでしょうか。そんなわけなので訪れる人後をたたない雲竜渓谷。冬山をやれる人なら一度は訪れてもいいかもしれません。
でも、あくまでこれは冬山登山ですよ。ハイキングではありません。アプローチで2~3時間かかる山奥だし、死に直結する落氷とか10分毎に起きているような場所なので、入る際にはオウンリスクの原則に基づいて行動するようにしてください。
と、そんな話しはこのくらいにして、わたしが入った理由は観光ではなくアイスクライミング。その日は、わたしたちの他に1Pしか入っていなかったので、時間の許す限りクライミングを楽しむことができました。
登れるエリアは大きく分けて3つ。有名なのは100mある雲竜瀑でしょうね。途中でピッチをきらねばならないルートで、3級Ⅴ-(70~85度)くらいです。
次に、友知らずの氷瀑です。何処も彼処も登れる10mから20mくらいで構成された氷瀑帯で、Ⅳ+からV+(80~90度)くらいのレベルです。ここに一番優しいとされるルートがあるんですが、この日は落ち口の氷が薄いとの判断で取り付きませんでした。
そして、この日取り付いたのが、ツバメ岩の氷柱です。友知らずの対岸に位置し、4本の氷瀑と氷柱で構成されている雲竜のメインエリアです。一番手前が40m(Ⅳ+~V-)の氷瀑①、その奧に、90度の氷柱が2本(Ⅴ+~Ⅵ)②③、最後に80度から90度のⅤ-程度の氷瀑④があります。
今回は、わたしよりはるかにレベルの高い熟練者と入ったので、栃木県内最高難度であろうツバメ岩の3本目の氷柱(Ⅵ)③にチャレンジすることができました。
いやあ、しかし全然登れませんな。テンションもらいもらいしながらなんとかトップアウトできたって感じですもの。足をせっせと上げていくだけじゃダメ(ムーブの活用)、レスト技術を磨くなど、課題が山ほど見えました。上写真が腕のパンプにさらされ瀕死の状況のわたし。。
その成果、最後に取り付いたツバメ岩の一番手前の40mは、楽に登ることができました。意識した細かいレストの多用や上げていくだけじゃない足の動きも実践でき、久しぶりに良いイメージのアイスクライミングができた感じでしたね~。ここは現状でも問題なくリードできそうです。
ここは何度だって入りたい場所ですね。次回は自分でリードしに来たいと思います。そして100m雲竜瀑にチャレンジだ!
てなわけで、後はいくつか写真撮ったので、そちらをお楽しみください。
おわり