G.W.2日目は、いつものフィールド古賀志山で秘密特訓していました。午前中はフリーで遊び、午後が本番の“獅子落とし”に挑戦です。
“獅子落とし”とは、古賀志のゲレンデから少し外れたあたりにあるマルチピッチルート。ゲレンデの近くにあるからといって、ゲレンデルートではないのがミソ。あくまで本ちゃんという意識で挑まなければならない。
わたしは過去2回チャレンジしているが、2回ともアタック時間が想定よりもかかってしまい、途中タイムアウトしている経緯があるので、今回は時間的余裕をもってここ狙いの古賀志入りである。
“獅子落とし”＝基本うってあるハーケンは錆びてボロボロで信用できない。自分でナチュプロで登るルートである。合計3ピッチ。1ピッチ目にはクライミングが出てくる、2ピッチ目はルートさえ知っていれば楽（2~3級くらい）。3ピッチ目のカンテの登りだしの垂壁が核心である（5.10aレベルのクライミングあり）。3ピッチ目の終了点からは、そのまま登って稜線に出ても良し、懸垂で下りてもよい（懸垂は50m2本で1回で下りられる）。
2ピッチ目を登る後輩。
2ピッチ目の終了点からの眺望
3ピッチ目のカンテルート（核心）を見上げて
3ピッチ目の核心を越えたところから後輩を撮影。最高に楽しい～
3ピッチ目の終了点から。目の前の鋭角な場所から切れ落ちています。知っている人は知っていて、縦走しているハイカーも怖いもの見たさで覗きにきたりしていました。つまりはルート上に縦走路があるわけで、落石等の危険性も高いルート言えましょう。
兎にも角にも、3度目のチャレンジにして登破できました。素晴らし楽しい、高感度抜群の好ルートででした♪ やはりゲレンデとは違う緊張感があり、どこにナッツやカムを打つか考えながら登るのが最高に楽しかった。トラッドクライミングこそが求めているものであると再確認できたのでなによりでした。
家から30分たらずにこんなルートがあるんだから、わたしゃ幸せ者のですよ。この先も何度も登りに来たいなあ。いい練習になるわ。今回はゲレンデの滝神社を出発して戻ってくるまで、3時間40分かかりました。これを3時間くらいで抜けられるようになると練習しやすいんだけどな。
なにはともあれ、念願の“獅子落とし”登破です。万歳！