山行報告【甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根(積雪期・幕営)】2日目 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

1日目のつづき




2日目は万全を期して3時に起床するつもりだったが、初日が順調だったので4時起床とした。シュラフを丸めて朝食をとり、のんびりやっていたら予定から30分も遅れて6時の出発となってしまった。もっと効率よく生活技術もこなせるようにしないと(@反省)。不要な荷物とテントはテン場にデポしていきます。さあ山頂を目指すよ。




ヘッラン装備で登りだしましたが、あっという間に日が出始めてきます。




そして鳳凰三山と富士山の向こうに御来光がお目見え♪ 天候は無風の快晴、まさに登山日和♪これで山頂を取れなかったら嘘です。




今年は、昨年引き返す決断をした八合目も通過点でしかなく、黒戸尾根の核心であろう岩と斜面の世界に足を踏み入れます。




八合目より上は写真のような岩と雪の世界です。






滑落すれば危険は危険なんですが、この際はっきり言っちゃいましょう。最高に楽しいと!!気持いい~♪






でも岩が隠れるほど雪が降れば撤退を余儀なくされるような急な斜面もあったりします。つまり黒戸尾根はこの初冬に登るのが一番相応しいのでしょうね。




2本の剣の刺さった大岩と鳳凰三山&富士山




来年落とそうと考えている南アの最北「鋸岳」。アルパインスタイルでなくてはピークを取れないやっかいな山です。





岩場の斜面をクリアすると、とうとう山頂が見えてきます。




山頂に向かって歩を進めるパートナー。今回も気持ちよく登ってくれてありがとう♪登山は楽しくなくちゃダメよね。




仙丈ヶ岳をバックにがっちり握手!昨年のリベンジ達成~~




山頂からの大パノラマを見よ!素晴らしい、さいっこうです!




南アルプスを全山縦走した際の尾根がばっちり見えます。というか初めて見た。感慨深いぜ。


という風に、山頂で写真を撮りまくっていたら、充電不足のカメラがお休みになられました。てなわけで、この後の写真はなし。山頂には2時間30分程度で到着したし、下山の早下りはお手の物。早々とテン場に帰って、時間に余裕があったので昼飯まで平らげ、その後テントを撤収して、長い長い下山の途につきましたとさ。めでたしめでたし♪


3.総括

リーダーとして後輩をつれて冬季縦走に入るのはこれが初めてでしたが、パートナーシップを1年磨いてきた後輩だったのでスムーズに山行を終えられたと思います。ともあれ、雪山は天気がすべて。今回は条件に恵まれてのことだと兜の緒をしめたいと思ってます。生活技術はまだまだ下の下。磨く余地が大いにあるので反省。長い尾根なのに無駄に上げてしまった装備も何個かあった。装備の取り捨ても再考の必要あり。


なにより反省したいのは、わたしに昔のような筋力がなくなっているということ。黒戸尾根は日本三大急登なんだけど、昨年はじつは楽勝だった。でも今年は下山前に本当に足がなくなってしまって、歩くのもままならないような状態になってしまった。無駄に飛ばし過ぎたというのもあるが、やはりマラソンもタイム出せなくなってるし、もう一度基本的なトレーニングの積み重ねから始めないといけないなと猛省しました。


兎にも角にもリベンジ成功してなにより。次は来週末の20日から23日まで、これまた昨年ピークを踏めなかった涸沢岳西尾根-奥穂高岳にリベンジしに行こうと思ってます。この報告もお楽しみにしておいてください。ではまた(おわり)