近況347.ロードはいちからやり直し。(那須塩原ハーフ) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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日曜日、4月ぶりのロードとなった那須塩原ハーフマラソン。ネパールの高所トレーニングが良い方向に出ていれば、自己記録を更新して目標の1時間30分台が出るかもしれない。逆にネパール遠征の悪い部分が出れば、記録は散々なものになるだろう。ここが試金石となる。


結果は後者となった。記録更新どころかまさかの1時間50分も切れないという結果!昨年裸足でハーフを走った時よりタイムが悪い上、今春前橋ハーフを41分で走っているから、大きく後退してしまった格好だ。


理由は明白。わたしの下半身からジョギングに必要な筋肉がまったく無くなってしまったのだ。ネパール遠征はわたしに強い心肺を与えてくれたが、ここ数年でもっとも筋肉率の低い身体、つまりは脂肪率15%という中年オヤジのような身体をもたらしてもくれた。重い筋肉が少なくなったということは、本来なら大幅に痩せていないといけないのに、わたしはネパール遠征で何故か体重が3㎏も増加してしまった。つまりは筋肉がめちゃくちゃ減り、脂肪はめちゃくちゃ蓄えたということ。


今大会に出場するまでは、一ヶ月クライミングができないから上半身の筋肉がきれいに落ちたのだと考えていた。しかし、ネパール遠征はジョギングに必要な筋肉まできれいに落としてしまっていたのだ。登山をしていたとはいえ、登山は登山、ジョギングと使う筋肉が違うらしい。だから下半身も登山に必要のない筋肉は遠征中にきれいに落ちた。


今回走ってみて(時計の電池が途中きれたのでラップ記録なし)、前半4㎞までは㎞440秒くらいで走れていたのだが、5㎞くらいから初心者の時のような下半身の痛みに苛まれ、呼吸は苦しくないのにスピードを上げられないという状態に陥ってしまった。


まさに、単に初心者が陥る筋肉不足との戦いをしてきたのである。50分切れないのは相当なレベル低下である。わたし自身が一から初心者として出直さなければならない。ランニングに必要な筋肉はランニングでしか備えられない。つまりはまた「月間100㎞走ろう!」的なノリで練習をしなければならないのか。


クライミング力も落ちたし、走力も落ちた、ネパール遠征は人間を成長させたが、ポテンシャルは落としてしまったようだ。ともあれ、それはそれこれはこれ。また一からやるのも悪くない。方法論は分かってるのだから。取り敢えず、山岳会後輩のためにサブ4ペースランナーとして出場しようと思っている勝田全国までに、サブ4なら余裕という身体まで戻さなければならない。早急な対策が必要だ。このまま中年オヤジのような身体でいるわけにはいかない!(おわり)