近況254.ボルダリングコンペ | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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先土曜、K2壮行会を終えた夜、人生初のコンペ(ボルダリング)に出場してきました。わたしはまだ4級を半分落としている程度なので、コンペなんて出場するレベルに達していないのですが、何故かホームジムの方が強く薦めるので参加することになりました。


最初はね、ミニミニコンペと称して課題も3~5級程度と言っていたのに、蓋を開けてみたら県外からも人が来てる、かなりの人数の集まったしっかりとしたものになっていて、4本の予選課題のグレードは1級から4級、4級しか登れないわたしがなんでこんなめにと、とほほ...な毎日を過ごしておりました。胃が痛い、、、


でもね、こういうのって楽しんだもの勝ちだよね。やっぱこういう初物はワクワクするし、楽しいなあ♪との思いが勝ってしまう。おれの人生に羞恥心といった概念はないのだ。辱めをうける状況というのは自分が飛躍できる状況でもあるわけだからね。ああ、ワクワクするなあ、もう。


初コンペの予選ルールはこうだ。4課題を1時間以内に2列に並び順番が来た者から登る。時間内なら何回でもどの課題でも登ってよい。そして、すべての課題にボーナスホールドがあって、それをさわれば1点。完登できればさらに1点だ(マックス4課題×2点で8点)。皆が順番に登るわけだから、ムーブ泥棒はできるわけで、つまりはオンサイト能力はさほど問われていない。自分がどの課題を登れるのか、得意とするのかの見極めが鍵かなと思ったりしました。あとは自分の能力を出し切ること!


さて、皆さんは信じないかもしれないけど、わたしは20名前後いる参加者の中で、あきらかに一人だけダントツに力量不足のドンケツ要員でした。だから主催者側がわたしにだけハンデホールドをくれることになりました(誘った手前だろうか?)。最初は、おお!ハンデホールドがあるなら少しは登れるかも?!とウキウキしたりもしましたが、しかしその設置されたハンデホールドを前にして、開始直前になって主催者側は言ったね。ハンデホールドを使うなら、事前に決勝進出の権利を放棄してくれと。つまりガチで勝負するか、ハンデを使って予選だけ楽しく登るか選択せよってこと、、、ガーン!


それではハンデ戦とは言わないじゃないか!そんな条件でハンデホールド触ってしまったら単なる遊興に来た人になってしまうではないか。これでは選択の余地がない。おれ一人だけがハンデもらったって面白くないじゃないか。ガチでコンペに参加しますよ!しないでか!(どーん!!)


というわけで、最下位要員のわたしでしたが、1時間しっかり戦い、2級1級課題は触ることを放棄して、4級と3級課題をちゃんとボーナス2点獲得しておきました。4級課題は繰り返せば完登できたかもしれないけど、1時間の間では無理でした(1時間で計8回くらいしかアタックできないので)。わたしにとってはボーナス2点が現時点での全力です。つまり全力を出し切れたのだから悔いなしといったところでしょうか。下手過ぎて目立つということもなく、単純に参加者として埋没できたと思います。良かったな~~


因みに、ボーナス2点という結果は相当名いたと思われる図抜けて悪い結果ではありません。単に参加者の底辺という感じでしょうか。わたしより遙かに登れるボルダラーの皆さんでも数多くがボーナス2点だったりしたので、1時間以内に初見で完登までもっていくというのはオブザベ力とか色々あるのかもしれません。普段2級を格好良く登っている会の先輩でも4級を完登しただけでしたからね。相当難しかったと思います。



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決勝は予選課題を3完登前後した上位6名。決勝のルールは新たに設定された3課題を1課題につき3分挑戦できるというもの。この3分にはオブザベ(ルートを観察)も含みます。難課題を3分以内に観察し考え登るには相当な技量が必要です。結局6名の中で、1名が1課題を完登しただけで、その方が優勝していました。相当難しい課題だったようです。


兎にも角にも、初のボルダリングコンペは滅茶苦茶楽しかったです♪上手い人の登りをみるのはためになりますし、戦うというのがわたしはそもそも好きですね。勝つのも負けるのも好きです。どっちに転がっても勝負事は得るものが多いですからね。個人的にも常連さんに普段から勝負をふっかけている身の上ですから、性にあっているのかもしれません。また機会があったら参加したいですなあ。こういう世界が上達に先に待っていると思うと、練習にも力が入るというものだ。これからも鋭意頑張っていこう!(おわり)