『サバンナ』(ケニア共和国)-世界百二十カ国の料理を食べる103。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

世界の料理を食べる企画の10カ国目として、世田谷は経堂にある『サバンナ』さんで食事をしてきました。102カ国めも経堂でしたが、別に梯子したわけではなくて、これはこれで別日にちゃんと遠征してきました。



たまのブログ


お店は経堂駅前のビル地下の飲食エリアの一角にありました。地下への入り口がアレな感じなのでちょっと不安に。。。



たまのブログ


外観はこんな感じ。本当に小さなお店で、店内はカウンターのみ4名入れば一杯になる小さな小さな屋台くらいのお店でした。そこに先客2名がいたから、もう本当に入りづらい。素通りして帰ろうかと思うほどでしたよ。でも其れは其れ是は是の精神で入店してみました。


お店はアリさんという気さくな女性が一人で切り盛りしていました。この方がケニアからやってきて、内装からなにから一から手作りでこしらえたお店なんだそうです。そして、その人柄と料理のファンが増えていき、当初はシンプルだったお店もいまやケニアっぽさを醸し出せるようになったんだとか(貰い物などを飾るうちに)。


先客2名はお店の常連さん(1名は外国のかた)で、世界を知っている人たちだったので、わたしの企画を話すと色々と興味をもっていただけ、盛り上がって大層楽しかったです。



たまのブログ


さてわたしが注文したのは、ニャマチョマ(ニャマが肉でチョマ焼くという意味)に、初遭遇のウガリ。ウガリとはとうもろこしの粉を練ってお餅のようにしたもののことです。写真の蒸しパンみたいな黄色奴がウガリですが、これを指でちぎって、手のひらで握ってシャリのような形にして、そこにくぼみを付けておかずを入れて(今回だと肉)食します。この食べ方もちゃんとアリさんが教えてくれました。


ニャマチョマは骨付きのマトンかな。それをシンプルに味付けしてありセンスはイイです。ここのはその上にケニア人が大好物であるというカチョンバリ(トマトと紫玉葱を中心としたサラダ)がソースのように盛られます。このカチョンバリはニャマチョマとは切っても切り離せないくらいの組み合わせなので、ここではニャマチョマを注文するとサラダがかかった状態で提供しているんだとか。お肉だけのニャマチョマも別の料理名として提供されていたので、当初はそれを注文したのですが、料理の相性について常連のお客さんと話し込んでいたら、それを聞いていたアリさんが、ウガリとわたしが頼んだ肉料理だったら、絶対サラダも付いているニャマチョマのほうがイイよと薦めてくれたのでした。


なわけで美味しかった。味付けがいいし、肉も臭からずでも風味がないというわけでもないバランスのあるもので、ウガリとも相性抜群です。アリさんには料理は注文されてから作るというポリシーがあるそうで、ウガリもわたしが注文してから粉を練り出しました。15分以上待ちましたが、なんでも出来たてのほうが美味しいに決まっていますよね? わたしみたいなタイプには嬉しいお店です(多くのアフリカ料理ではウガリやスースーといったものは、練って置いておいたものをレンジでチンして提供したりしています)。


味を変化させるために、付け合わせで出してくれたピリピリという手作りの唐辛子アフリカソースがまた美味いし、料理に合うんですね。わたしはこのお店のファンになってしまいました。なんでも最近TVの取材を受けて、その放送が2月か3月にあるそうなので、放送後はお客さんで大変なことになってしまうかも(なにせ4名しか入れないお店で、料理の提供にも時間をかけているから)。


なので、行ってみたいと思った方は放送前に出向いたほうが宜しいと思います。わたしもまた近いうちにに行きたいな~ ごちそうさまでした♪


「世界百二十カ国の料理を食べる」まとめページ。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1237222486&owner_id=1064357