近況160.私は如何にして心配するのを止めて裸足を選択するようになったか(宇都宮村上塾3回目) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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7日の金曜日、宇都宮村上塾の3回目の講習があったので受けてきた。この日のテーマは、ランナーのための筋力トレーニングと膝故障防止プログラムの伝授。この日も大変参考になる講習でした。いままでやってきたスクワットとかがかえって故障へ導いていたとは想像だにしていなかった。わたしの筋トレ法は大抵若い頃に憶えたターザンとかそこらからの拝借なわけだけど、確かに思えばターザンの筋トレはランナーのための筋トレとは違う。膝のことなんて考えている訳がないからね。ランナーにはランナーのための筋トレ、なるほど納得です。そして膝故障防止プログラムもいまのわたしにはまさにベストタイミング。ありがたく頂戴いたしました。


さて、この講習日は簡単なビルドアップ走をしたのですが、㎞4分台で走ってもまったく膝に違和感なし。やはり裸足でフルマラソンを走った成果が如実に表れている。


で、富士山マラソンから15日以上経過したので、そろそろジョグを開始することにした。昨日クライミングジムまでの往復8㎞をjogしてみたんだけど、トータル3517秒で行って戻ってこれたので、㎞430秒をきるペースで走っても膝に支障が来ないことがやはり証明されました。わたしの膝は完全に治癒しております!!



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しかもですね、昨日からのわたしの足もとは一新されていてですね、サブ4を達成した時に購入したアシックスの「ターサー WIDE」からアシックスの「ソーティ スーパーマジック 5-WIDE」に履き替わっています。もうターサーを購入してから2年近く経過していたので、村上先生にそれはシューズの寿命が完全につきているから買い換えたほうがいいよと言われてたのです。そこでわたしは考えた。富士山マラソンの投稿のつづきにもなるのですが、なぜわたしが膝完治後まで富士山マラソンを裸足で走る選択をしたのか? それがこのシューズ選びに密接に関連してくるのです。


ターサーはサブ4を達成したサブ3.5を目指すランナーが履くシューズです。別に誰が履いたって構わないのですが、そのぐらいの脚力がないとペラペラなので故障してしまうシューズなのです。その代わり軽くて速い。わたしはまだサブ3.5を成してないので、本来なら再びターサーを購入しなければならなかった。しかしわたしは停滞が嫌いな人間だ。どこかしら成長をひねり出したい。その時に気付いた。わたしはもっともっと上のシューズを履く資格があるのではないかと?


わたしはその当時ずっと裸足で走っていたから、わたしと同じようなレベルの記録を保持しているランナーより、わたしのほうが明らかに着地耐性が上なのではないだろうか? そこにわたしは飛びついた。そうに違いないと決めつけてみせたのだ。そしてわたしが購入した「ソーティ スーパーマジック 5-WIDE」は、なにを隠そうエリートランナーが履く一般では最上級タイプのシューズなのです。フルマラソンを2時間台で走れるランナーが履くためのシューズ。それはもう軽量も軽量、最軽量で、靴底厚もペラペラもいいとこ。わたしはこのシューズで来年走ると決め打った。そのためには、故障をしないための脚力が必須である。そこでわたしはこのシューズを履くために、富士山マラソンも裸足で走ることに決めたのだった。そして完走してみせたのだった。


話し戻りますが、昨日のクライミングジムの往復で、とうとうこのスーパーマジックを下ろしてみた。「うん、イイネ!」 確かにペラペラで着地衝撃はそれなりに高いけど、わたしがサブ4を達成してターサーに履き替えた時ほどの苦痛はない。ターサーを履いたときは馴れるのに一月以上は要した。今回は最初からしっくりくる。確かにいままでよりははるかに衝撃は来るけど、耐えなくちゃならないほどのレベルではない。裸足のほうがもっと辛かったのだから。いうわけで、わたしはスーパーマジックをファーストコンタクトで乗りこなすことに成功したのでした。


ランナーズニーを治療するための裸足ランニングが、結果的にシューズ界の天辺スーパーマジックへとわたしを導いた。すべては必然なのだと強く思う。2回目の今回の膝故障を自覚したときはほんと絶望したけれども、いまとなっては故障して本当に良かったと思う。わたしの人生はわたしでも2ヶ月先を読むことができない。綿密に計画しているつもりだけど、いつも想像の遙か上をいってしまう。この結果にいまは非常にワクワクしています。この相棒と来年は念願のサブ3.5を成し遂げてみせます!!みなさんお楽しみに~♪