日曜日もフランス映画祭に参加しておりました。観賞したのはラウル・ルイス監督の遺作となった『ミステリーズ・オブ・リスボン』。上映時間4時間27分と長尺ながら映画祭で外国語映画賞を受賞するなど、評価の高い作品です。観賞動機は、こういう作品はスクリーンじゃないと観る意味がないからというのも確かにありましたが、やはりティーチインのゲストがメルヴィル・プポーだったからというのが大部分を占めていると言わざるを得ないでしょう。そうなんです。今年のフランス映画祭の目玉はメルヴィル・プポーの来日と断言できます。特別プログラムでユーロスペースと日仏学院で彼のレトロスペクティブまで組まれておりました。こりゃ楽しみでしょうがないぜ!
兎にも角にも生プポー。ティーチイン時は黒縁メガネをしていたので写真を撮る気力が失せたけど、9歳から役者をしているプポーくんの映画話はかなり興味深くのめり込んで聞くことができた。しかしフランス映画祭の目玉はサイン会でしょう。簡単にゲストと会話したり親密な時間を過ごせるといったらフランス映画祭が日本では白眉。でもおいらはサインももうもらい馴れてしまったため、サイン会前に、目的だった持参した「ぼくを葬る」のパンフレットに何故かサインをゲットしていたりするのだった。
嗚呼なんだこんなことなら、チラシとかDVDあたりから何か予備として持ってきとくんだった。サイン会の列に並びながら何にサインしてもらうか考えていたおいら。そうだ答えはこれしかない!
並ぶ人並ぶ人だいたいサインをしてもらう物というのは同じだし、おいらは既にサインしてもらってるから、またかよと思われるのもなんだ。業者と思われても癪だから、それならもう逆にとことん喜ばせてやるしかないね。で、今月購入したばかりのピカピカのスマホにサインしてもらってみた。正確にはスマホカバーだが、おいらが使っているカバーは色が本体とまったく一緒なのでカバーとは分からない仕様なのだ。プポーくんもはマジかみたいな感じで喜んでサインしてくれておりましたよ。
というわけで、ご機嫌のプポーくんと頭くっつけて2ショット撮影していただきました。ティーチインの黒縁メガネ似合ってなかったから没収とねと奪ってかけるおいら(うそ)。
今年も楽しかった。来年のフランス映画祭が早くも待ち遠しい。日本の映画ファンが映画祭に興味がないのが理解できない今日この頃だ。みんな映画祭楽し~よ~♪