この前の土曜日は、東京写真美術館で開催されている『世界報道写真展2012』に足を運ぶことができました。毎年必ず足を運んできた写真展ですが、初日に足を運んだのは初めてで、混雑を心配したのですが、逆に盛夏の時分より少ないぐらいの客入りでした快適でございました。まあこういう展覧会は宣伝もしてないから、始まったばかりより浸透していった半ば以降のほうがお客を望めるのかもしれない。そう考えると始まってすぐが穴場ですね。オススメです。さて、昨年は世界的な事件（東日本大震災、アラブの春など）が多かったので、そういった作品の占有率が高かったけれど、世界の縮図の提示は本年も健在で、宗教紛争は沈静化しているけれど、貧困と土着の風習文化の差異が火種となって燻っていることを強く意識できる構成となっておりました。残念ながら回避できそうもありません。