6回目から7日後に7回目。ハーフパイプの大会に出ると決めたからには練習しなければ。しかしこの日おいらを待っていたのはシャバいゲレンデだった。スピードがのらないからリップまでまったく届かない。これではエアターンの練習どころではないぞ。うん、やっぱりおいらの大会出場はルーキークラスにするべきだな、こりゃ。
おいらの出ようと思っている大会にはエントリーが2クラスある。ひとつはルーキークラス。もうひとつがオープンクラス。ルーキークラスは文字通り初心者に向けたクラスで、アウトリップにつながる安定したターンを評価する。競技中にアウトリップしてしまった場合は評価せずという採点のされかた。オープンクラスはハイエアーを競ったり、総合評価で順位を決める上手い人たちのもの。やはり基本アウトリップできますという状態でないおいらにはルーキークラスにエントリーするのが丁度良かろう。
いうわけで、面白くないので山頂に移って何時もどおりの直滑降練習に切り替え、その後もキッカーで飛んで遊ぶ。先週の6回目と7回目の間に、おいらの意識は大きく変わっていた。F3(360°回ること)への執着がなくなったのだ。もっと基本の技を習得していこうと。F3できると見栄えはいいし、素人さんには自慢できるけど、もうそんなんよくよく考えたらどうでもいいんじゃないか。インディを覚えたのだから、この先、シフティやミュートやメランコリーやノーズボーンとかステイルフィッシュとか、一通りの基本技ができたほうがいいんじゃないか。そのほうがフリーランでも格好良さげではないか。
どれどれ、ミュートなんてインディと同じで簡単なんじゃないか。・・・。なるほどなあ。やっぱ一発で掴めるということはないようだ。まあ何度か繰り返せばできるようになるだろう。そんなこんなで、キッカーで遊ぶのは楽しくてしようがない。まあしかし、この日はキッカーもシャバかったから、スピードが出ず、浮遊感がイマイチでした。
そこに登場したのがS氏。一緒に山頂からフリーランしましょうなんて誘ってくれたので、おお是非にと、付いていく。新コースができたんですよというので、おお、それは楽しみだと思ったら、これが本当に面白くて、もう一度滑ろうと、同じコースをもう一度。おお、なんてこった。滅茶苦茶面白いやんけ!ハンタマのゲレンデが見違えるようではないか!ともあれ、いったい何をそんなに面白がっているのかというのは、職業上ネットには書かないほうが良さそうだから書かない。フリーラン最高とだけ書いておく。
その後、キッカーの練習に戻ると、直滑降の成果か、シャバくてもリップまで届くようになった。しかし、なんどリップに届こうとも、身体が寝てくれないので、格好の悪いターンになってしまう。前回上手くエアターンを何度か決めていたおいらは鳴りを潜め、この日はまったく思うようにいかない。困ったものだ。
しかし、これは問題だぞ。やはりリップまでは不恰好でももうおいらは届いてしまう。このレベルではルーキークラスに出るというわけにはいかないのではないか。あえてドロップインのスピードを抑えればアウトリップしないようにいくらでもできるし、S氏も中堅クラスの人が上位狙いでルーキークラスに出たりすることもあるとのことだから、おいらもそうしてもなんら問題はない。しかしS氏はおいらはもうルーキーじゃないと思いますけどねなどと言ってくれている。おいらもおいらはもうルーキーじゃないだろうと思っている。やはりオープンクラスに出るべきなのか。しかしそうなると、確実においらがドンケツ&一番下手な参加者ということになるのだろうな。どっちにするかは当日のコンディションに委ねよう。シャバいとそもそもアウトリップできないからね。(おわり)
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11-12シーズンイン!!(@スノーボード)
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