#12 キネマ刑事たまの新作レビューはメモ書きで起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!! | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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というわけで、映画ばっかり見ているのに映画のことをまったく書かないおいらのブログを少しくらいは映画色に染めようと始めた企画“キネマ刑事たまの手帳メモ”。これはおいらが自分のために観賞後に書き殴っておいたメモ書きをそのままブログに転載してしまえという乱暴な企画だったのだけど、メリットは結構あって、それは新しく自分でなんら書かなくても素材は山のようにあるという点。・・・だったはずなのに、いまだ転載できたのは118pまで。おいらのメモ書きは既に222pを超えているので、結局この企画もリアルタイムにはほど遠い企画となってしまった。非常に残念だ。いうわけで、それを補うためにも、ザクザクと皆さんの映画館観賞に役立つようなことも書いてみようと決意し始めた企画が、“キネマ刑事たまの新作レビューはメモ書きで起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!”だ!(ドーン!!)


まず『アントキノイノチ』から。演出がしっかり効いていて好感触。『インモータルズ 神々の戦い<デジタル版>』は、3Dでなくても相当明度が低かった。3Dで観たら真っ暗なのでは?『アーサー・クリスマスの大冒険 日本語吹替版<デジタル版>』は拾いもの。オスカーにノミネートされる可能性あり。50/50 フィフティ・フィフティ<デジタル版>』は、難病ものだが泣かせありきではなく、病気がもたらす変化をしっかり提示できている。RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は、このプロットでは主題が生きない。残念。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密3D』は主題感に乏しく求心力にかける。第2回午前十時の映画祭『ザッツ・エンタテインメント<ニュープリント>』は、ミュージカル映画が好きな人なら。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル<デジタル版>』は、文字通りのハラハラドキドキ感を味わえます。『私だけのハッピー・エンディング』は、ある種のへんてこな魅力があるけど、評価しろと言われたら駄作の類だと言わざるを得ません。『映画「けいおん!」』は、相変わらずのいい味がでており、シリーズファンでなくても楽しめる可能性まで。第2回午前十時の映画祭『ブラック・サンデー<ニュープリント>』は、いま観ても面白い。未見の方はレンタル屋へGO!!


兎にも角にも、今なにを薦めるか問われたら、おいらは『ハードロマンチッカー』をオススメしますよ。誰が観たいのこんな映画?と糾弾したくなるような描写のオンパレードで、上映当初から評価が真っ二つにわれていた本作、なるほど納得の描写が多いけど、それをイロモノとして利用しておらず、あくまで日常として描写しているさまは、そこら似非もんとは違う原体験に通ずるものがあるし、またそこには確かな周辺環境には顔を出すことさえ許されないロマンの化膿が確かにあった。監督がやろうとしていることは、この本の後半のスジでは弱いと言わざるを得ないけど、それを押して余りある魅力は存在する。観ておく価値は大いにあり。でも月5本くらいしか映画を観ない人がわざわざこの映画を観る必要はない。マジで(おわり) 


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