第81回アカデミー賞ノミネーション発表!① | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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ブラピ&フィンチャーコンビの最新作「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」が最多13部門でノミネート。ブラピは奥さんのアンジーと共にノミネートされ夫婦候補入りするという最大の栄誉を勝ち取っている。2番手は9部門10のノミネートを受けたダニー・ボイル監督作「スラムドッグ$ミリオネア」。続いて8部門でノミネートされているのもガス・ヴァン・サント監督作の「ミルク」で、上位はオスカーとは無縁の監督の独占状態!!


ざっと見ても、昨日の発表はサプライズの続出。監督賞のみならず作品賞にもノミネートされると考えられていた「ダークナイト」が、故ヒース・レジャーの助演男優賞部門でのノミネート以外には完全にシャットアウト。アメコミヒーロー物の初の作品賞インは幻に終わった。「ダークナイト」を競り落としたのは、オスカーに絶大な影響力を持っているとされるワインスタイン兄弟のワインスタイン・カンパニー作品「愛を読むひと」!!!! 当社からは初の本賞作品賞入りで、またワインスタインの時代がやってくるのか興味がつきない。


主助演ダブルノミネートを期待されていたケイト・ウィンスレットは、前哨戦で済んでいた住み分けを御破算にして、各前哨戦助演女優賞部門で猛威をふるった「愛を読むひと」で主演女優賞に候補入り!!!本年度もっともオスカー臭がするとされていた「レボリューショナリー・ロード」に勢いがないと見るやカテゴリー変更。これもワインスタインの判断と考えるがどうか。ともあれ、ここ数年の賞狙いの大本命は敬遠されるという傾向は変わらずで、タイタニックカップルの再競演が話題の「レボリューショナリー・ロード」は主要4部門からは姿を消した。ディカプリオも久々に候補者名簿から名前を消した。


サプライズはまだまだ続く。クリント・イーストウッドが最後の役者仕事と宣言している「グラン・トリノ」は演技賞部門からまさかの落選。イーストウッドへのいままでのオスカーとの関係性から考えれば驚くしかない。さらにはイスラエル代表としてアニメーション映画ながら外国語映画部門に候補入りを果たした「バシールとワルツを」は、絶対視されていた長編アニメーション部門のほうで落選。アニメと他作品部門のダブルノミネートはまたもや実現しなかった。そして面白いところでは、「007」や「インディ・ジョーンズ」などを破って「ウォンテッド」の2部門ノミネート。革新的な技術が評価された格好だ。


日本関係では、外国語映画賞部門日本代表だった「おくりびと」が同部門に候補入りを果たし、短編賞(アニメーション)部門でも加藤久仁生監督の「つみきのいえ」がノミネートされました。オスカー常連のスティーヴ・オカザキ監督も短編賞(ドキュメンタリー)部門に「The Conscience of Nhem En」でノミネートを受けています。おめでとうございます♪


授賞式は日本時間で2月23日。楽しみに待ちたいですね。


**複数ノミネーション作品**


『ベンジャミン・バットン 数奇な人生』(13部門ノミネート)

『スラムドッグ$ミリオネア』(9部門10ノミネート)

『ミルク』(8部門ノミネート)

『ダークナイト』(8部門ノミネート)

WALLE ウォーリー』(6部門ノミネート)


『フロスト×ニクソン』(5部門ノミネート)

『愛を読むひと』(5部門ノミネート)

『ダウト あるカトリック学校で』(5部門ノミネート)

『チェンジリング』(3部門ノミネート)

『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』(3部門ノミネート)


『ザ・レスラー』(2部門ノミネート)

Frozen River』(2部門ノミネート)

『ある公爵夫人の生涯』(2部門ノミネート)

『アイアンマン』(2部門ノミネート)

『ウォンテッド』(2部門ノミネート)


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