マイク・マイヤーズ主演の『愛の伝道師 ラブ・グル』が７部門で最多ノミネート！！！続くは「最終絶叫計画」でお馴染みの製作チームの新作『ディザスター・ムービー！おバカは地球を救う』と『In the Name of the King: A Dungeon Siege Tale』が６部門でノミネート。
まず驚いたのは、最多ノミネートを受けた『愛の伝道師 ラブ・グル』の未公開ＤＶＤ発売日が２３日。まさかの明日！狙って買い付けてきました発売元。ヒロインにジェシカ・アルバを起用しているので、見てしまう人も多そうだけど、今回のマイヤーズは下品で再生を停止してしまうほどだとか。怖いもの見たさで挑戦してみる？
６部門で２番手をひた走るのは、現在日本でも公開中『ディザスター・ムービー！おバカは地球を救う』。ストーリーは「クローバーフィールド」を基本軸においたものだが、ディザスターのタイトルに相応しい作品で、多数の人気作品をパロることが売りにも関わらず、今回はそのパロディの勢いがあまりにも凄いので、「最終絶叫計画」の製作チームのファンも口あんぐりで置いてきぼりを喰っているとのこと。
おいらがもっとも興味を持ったのは、同じく６部門でノミネートを受けている『In the Name of the King: A Dungeon Siege Tale』。本作は、マイクロソフト社から発売されている中世ヨーロッパを舞台にした『ダンジョン・シージ』というゲームの映画化作品。相当予算使っているように見える上に、キャストも豪華（ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ、バート・レイノルズ）。にも関わらず、物凄い不評！！！！最悪の脚本に、最悪のカメラ、どんな役者もウーヴェ・ボルの演出の手にかかれば木偶と化してしまう。ウーヴェ・ボルはラジー賞ノミネート止まりの監督だったけど、今年一気に功労賞を受賞！きっとどうしようもなさが面白み味を通り越してしまっている真の駄作に違いない。絶対観なければ！（余談、リリー・ソビエスキーが本作でラジーノミネート。「ディープ・インパクト」のヒロインの女の子も羽ばたききれずにラジーに着地か）
さて、細かいところを見ていくと、アル・パチーノがまたノミネートされている。日本でももうＢ級映画ファン最後の砦“銀座シネパトス”の専用役者と化している感があるぞ。「なに、アル・パチーノ？ああ、銀座シネパトスでよく主演映画かかっている人ね」みたいな。いいのか、パチーノ。デニーロと競演すれば大丈夫だろみたいな安易な考えではダメだよ。
大失敗に終わったメグ・ライアンの復活作品になるはずだった「The Women」は、キャスト（アネット・ベニング、エヴァ・メンデス、デブラ・メッシング、ジェイダ・ピンケット、メグ・ライアン）が全員そろって主演女優賞のノミネート。事件ですな、これはもう。
シャマランの「ハプニング」は公開当初からラジー大本命とされていたから、４部門止まりでも受賞の可能性は高いとみる。映画の出来がいいだけに、無駄に人を殺してしまった罪（おまけに子どもまで殺しているタブー！）は、そう簡単に許してはもらえないだろう。大手配給で多くの映画ファンが犠牲になっていることも受賞の後押しになるとみる。要注目だ。
最後に「スピード・レーサー」。日本試写時はなんと東京ドームを会場として利用。IMAXのラジースクリーン版まで製作しちゃった。ウォシャウスキーはマトリックスがヒットしちゃったんで、あれなんだけど、やっぱりトンデモ方面の住人だよね。一般人に向けて大ヒットを狙うような監督じゃあないってことだ（「スピード・レーサー」も熱狂的に支持している映画ファンは確かにいる）。
まっ兎にも角にも受賞発表は１ヶ月後。楽しみに待ちましょう♪
＊＊＊＊＊複数ノミネーション作品＊＊＊＊＊
愛の伝道師 ラブ・グル（７部門ノミネート）
ディザスター・ムービー！おバカは地球を救う（６部門ノミネート）
In the Name of the King: A Dungeon Siege Tale（６部門ノミネート）
Meet the Spartans（５部門ノミネート）
The Hottie & the Nottie（５部門ノミネート）
ハプニング（４部門ノミネート）
Postal（４部門ノミネート）
Witless Protection（３部門ノミネート）
1968 Tunnel Rats（２部門ノミネート）
デイブは宇宙船（２部門ノミネート）
88ミニッツ（２部門ノミネート）
ベガスの恋に勝つルール（２部門ノミネート）
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◇◆映画総合◆◇