第66回ゴールデン・グローブ賞受賞発表! | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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というわけで、ゴールデン・グローブ賞の受賞発表がありましたね。作品監督両賞は、本年度大本命「スラムドッグ$ミリオネア」が受賞し、本番オスカーも王手をかけた格好。このように早い段階で作品賞が確定してしまうと、作品監督賞を同一にすべきかどうかの判断を会員は迫られるので、ムーブメントさえ起こせれば、ロン・ハワード以外は誰が受賞しても初戴冠なので、逆転の可能性もあるだろう。


その他部門はサプライズ続出。主演男優賞はショーン・ペンとミッキー・ロークの一騎打ちの形からペンが頭一つ抜けてきた段階だったので、本賞のロークの受賞は再度五分に持ってきた感があり、また混戦に戻ったと考えていた。ペンはまだ本命ではあるけど、すでに一度受賞しているだけに、敬遠されればロークの逆転受賞もある。ただし、ロークは問題発言を結構しているので、会員から嫌われている可能性も高い。そこで、もう俳優としては最後の仕事と公言しちえる「グラン・トリノ」のイーストウッドの功労賞的な演技賞戴冠のめも相当ある。現在三つ巴と見ておくのが妥当な判断だろう。ランジェラの可能性もまだあるにはある。


主演助演両女優賞部門は、ケイト・ウィンスレットがダブル受賞の大サプライズ!「レボリューショナリー・ロード」は前哨戦振るわず、もう演技部門でも本番候補入りが難しいと考えられていただけに、ここでの受賞は驚きとともに受け止められている。本番のノミネーション投票はすでに締め切られているから影響はないものの、ケイト・ウィンスレットの本番での強さを考えると、本番ダブルノミネートの線もまた出てきたと言っていい。ただ、女優両部門はまだどちらもノミネート5名が決まっているとは言い難く、まずノミネート発表を待つしかない。


助演男優賞部門は大本命ヒース・レジャーが順当に受賞。本番もこのまま受賞すると故人のオスカー受賞としては32年ぶりの偉業になりますな。期待したいところです。


今回思ったのは、「ベンジャミン・バットン 数奇な人生」の低迷が顕在化してきたということ。一時期は大本命と黙されていたけど、一番相性が良さそうにみえる本賞で完全無視となると、本番本当に絡んでくるのか心配になる。主演男優賞の5番手は、本作のブラッド・ピットの可能性が高いとされていたけど、「レボリューショナリー・ロード」のレオ様や、リチャード・ジェンキンスの大逆転ノミネートももはや否定できなくなった。


個人的には、ウディ・アレンの新作がコメディ部門作品賞受賞したこや、コリン・ファレルの演技賞受賞が嬉しいですね。どちらも低空飛行中なので、ここらで受賞の肩書きをもらえたことは、また高く飛び立ついい切っ掛けになってくれたかも。兎にも角にも、本番のノミネート発表は今月の22日。楽しみに待ちましょう~♪(おわり)


<ドラマ部門>

◆作品賞:スラムドッグ$ミリオネア

◆主演男優賞:ミッキー・ローク(The Wrestler

◆主演女優賞:ケイト・ウィンスレット(レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで)

<ミュージカル/コメディ部門>

◆作品賞:それでも恋するバルセロナ

◆主演男優賞:コリン・ファレル(In Bruges

◆主演女優賞:サリー・ホーキンス(Happy-Go-Lucky

<共通部門>

◆監督賞:ダニー・ボイル(スラムドッグ$ミリオネア)

◆助演男優賞:ヒース・レジャー(ダークナイト)

◆助演女優賞:ケイト・ウィンスレット(愛を読むひと)

◆脚本賞:スラムドッグ$ミリオネア

◆作曲賞:スラムドッグ$ミリオネア

◆主題歌賞:The Wrestler

◆アニメーション映画賞:WALLE/ウォーリー

◆外国語映画賞:バシールとワルツを(イスラエル)