劇場鑑賞10月(2008)できるだけ感想を書き加えてみた | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

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1. 『アキレスと亀』 /

TOHOシネマズ宇都宮 5.0 ―

冒頭タイトルの説明から入るのだけど、これにはさすがにずっこけた。監督は今回せっせとテレビで「こういう映画を撮った」と吹聴してまわっていたが、それにもガックリ来ているのに、フィルム上でも説明から入る。なにやっているのよと思うほかない。主題が監督の口やフィルム上で説明されてしまう映画ほど寂しいものはない。そういう意識で作っているからなのか、本作はどこをかじっても同じ味しかしない、1つの饅頭のような作品であった。映画はコース料理のようなもので、コースの流れの中にこそ主張がなされているべきだろう。しかし本作はどこを切っても同じ味だから、早い話がどこか30分見ただけでも全編見たのと同じ感想を抱ける。おいらは監督の前作、前々作を高く評価しているが、今回は誉めるような技術的な側面もなく、いったいこれに自信があると公言してはばからない監督は、大丈夫なのだろうかと心配になる(大きなお世話です)。それはそれとして、おいらはこの映画をやはり楽しんでしまった。バカ過ぎるエピソードの連続です。


2. 『アイアンマン』

TOHOシネマズ宇都宮 8.3 ―

ジョン・ファヴローは化けたね。

監督と製作総指揮の二足の草鞋で自由を得たことが成功の要因か。ともかく娯楽映画として申し分ない出来映え♪そろえた贅沢な役者陣もきっちりと有効活用。そして、主演のダウニーJrがめちゃイカス!!彼は昔からおいらも支持している俳優さんなんで、本作の主演が決まった時は、なにやってんのブライトさん。ラジー賞当確だよとガックリ来たもんだが、見事に裏切ってくれました。@反省

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=733815579&owner_id=1064357

(↑)申し訳ない。


3. 『宮廷画家ゴヤは見た』

TOHOシネマズ宇都宮 6.6 ―

興味深く見ることができました。ただ見応えの反面、よく纏まっているとは言い難い映画でもあったね。ゴヤは狂言回しで監督の身代わりと言っても良いだけに、その客観視点に付き合うのか、また物語的には主役といっていいバルデムとポートマンの物語に入っていくのか、一つ一つはイイ仕事なのだけど、全体として俯瞰するとちぐはぐな印象を拭えない。ともあれ、この映画においらは十分に満足した。好きなジャンルなのだ(笑)。主張があるとき、それは常に誰かの都合なのである。


4. 『容疑者Xの献身』 /

TOHOシネマズ宇都宮 4.7 ―


5. 『ゲット スマート』

 MOVIX宇都宮 4.3 ―


6. 21回東京国際映画祭 コンペティション『がんばればいいこともある』<ティーチ・イン:フェリシテ・ウワシー(俳優)> / フランス

TOHOシネマズ六本木ヒルズ⑦ 6.3 ―

(映画祭雑記:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=969849822&owner_id=1064357


7. 21回東京国際映画祭 アジアの風『モーツァルトの街』<ティーチ・イン:チョン・ギュファン(監督)、チェ・ミエ(プロデューサー)> / 韓国

TOHOシネマズ六本木ヒルズ 6.0 ―

270万円の超低予算韓国映画ながら、映画祭に選ばれた異色作。プロデューサーと監督で街角に立ち、歩いているめぼしい素人を口説いたのだとか。名のある役者は一切起用せずにその素人と舞台で活動している役者を中心にノーギャラ攻勢で12日間で撮ったとのこと。観たら観たで照明だったり画質だったり、注文は色々とあるんだけど、最初はそれでもなお観るべき部分があると思わせる個性やメッセージ、そして雰囲気なんだろうね。映画で一発成功してやろうと思っている人は観る価値あるんじゃないかな。


8. 『イントゥ・ザ・ワイルド』

 MOVIX宇都宮 9.4 ―

(感想:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1007511910&owner_id=1064357


9. 『落下の王国』

 MOVIX宇都宮 6.4(字幕未読鑑賞)


10.『僕らのミライへ逆回転』

TOHOシネマズ宇都宮 6.0 ―

いつも手作りで映画を撮っている監督ならではのとても心温まる素敵な映画でした。なにを否定しているわけでもなく、スタッフキャスト総出で楽しんでいる様子が伺えるのがイイネ!


11.『ブーリン家の姉妹』 / =

TOHOシネマズ宇都宮 7.0 ―

冗長にならず的確にまとめられ大変好感がもてる。両主演女優は豪華な衣装を着せられたマネキンにあらず、それぞれの個性をいかんなく発揮し、そしてその両主演の周辺を取り囲むように配置された役者人の見事な仕事ぶり!クリスティン・スコット・トーマス、マーク・ライランス、アナ・トレント、デヴィッド・モリッシーなどなど、見栄えのする仕事ではないけど確実な演技と主張がそこにあり、それでいて一歩引いた助演に徹している。助演がちゃんと人間らしく描かれているとこうもドラマが動くんだなあと、久々に見入ってしまいまいた。


11.『biohazard DEGENERATION バイオハザード ディジェネレーション』 /

 新宿ピカデリー 2.2 Animation ―

はっきり言えば映画ではないね。作り手もCGアニメ“映画”を作ろうとは思っていないのではないか。取り敢えず、カメラがまったく“映画”をしていない。“映画”はカメラを振り回したり、必然性のない動きはしないものだ。 少しは映画関係者をアドバイザー的に参加させてもいいような気がする。まあファンにむけた次作(ゲーム)への宣伝ムービーという具合だから、文句もなにもないんだけどね。


◇◆映画総合◆◇ 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=165869478&owner_id=1064357