皆様こんにちは!
にこぷらすのブログにご訪問いただき
ありがとうございます!


二胡を弾く時の姿勢については
何回か触れましたが
今回は姿勢が崩れてしまった時に
どういう風にすると
少しでもムリのない自然な形に
修正できるのかというお話です



皆様が
「あ、姿勢が悪くなってきたな」と
感じた時は
まず背中を真っ直ぐに伸ばそうと
するのではありませんか?


しかし「背中を伸ばす」と意識すると
背中から腰全体に強く力が入りやすくなります


背中には広背筋、僧帽筋、最長筋など
とても大きな筋肉がありますが
背中を真っ直ぐ!と意識すると
これらの筋肉が一斉に仕事を始めます


姿勢を直そうと意識しているので
普段の姿勢を保つ以上に
力が入ってしまいます
大きな筋肉がいつも以上に働くのですから
当然エネルギーもたくさん使います
すぐに疲れてしまいますね(^_^;)

また
背中に意識を向けて姿勢を直すと
力が入りすぎて
腰を強く反らす「反り腰」の姿勢に
なりやすいです
ですから場合によっては腰を痛めます



では
どういう風に姿勢を直せば
力を入れすぎす自然な形を作れるのか?



それは

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背中以外の部位に意識を向けて姿勢を直す
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例えば


■胸骨を誰かにつかまれて
 上方向に持ち上げられている!

■誰かが頭を上方向に引っ張っている!

などなど
直したい部分以外に意識を向けつつ
さらに
自分で動かしているのではなく
誰かに動かされているとイメージすることで
余分な力が入りにくくなります

※誰かに肩を持ち上げられている!は
 肩が上がってしまうのでNGです


背中を意識すると
すごく力を使っている感じがしますが
他の部位を意識すると同じ動作でも
そんなに力を使っていないように感じます
人間の思考回路マジック!
実際にも背中を意識した時より
緩やかな力加減になっています



自分の苦手な曲をやる!
慣れない二胡を扱わなければならない!
そういうできない自分と闘っている
プチパニック状態の最中に
大きな労力がかかることには
とてもじゃないけど構ってられません
でもちょっとの手間なら
多少は気をまわせますよね(^_^)



というわけで

姿勢崩れに気づいたら
「誰が私を上に引っ張っている!」
「誰かに持ち上げられている!」の感覚で
ちょこちょここまめに直すと
比較的楽に自然な形に直せますよ~
というお話でした(^з^)-☆


あと
できない自分と闘っている時は
「緊張の姿勢」に傾いていますから
大体肩が上がってきます


肩が上がるということは
僧帽筋、小菱形筋、大菱形筋など
肩まわりの筋肉がグイグイ収縮しています
背中側だけでなく
胸のあたりの大胸筋も収縮しますから
体の前と後ろで引っ張りあいの拮抗状態です
意識して緊張を解かなければ
ず~っとこの不毛の引っ張りあいが続きます
これも肩まわりの広い範囲の筋肉が
働いていますから
そのままの状態で練習を続けると
練習後の肩ガチガチ首コリコリ腕コチコチと
ものすごい疲労感につながります(ーдー)


上がった肩を一旦ストンと落として
力を全部抜いてみると緊張がリセットされて
姿勢が戻りやすくなります(^o^)



本日もお読みいただきありがとうございました!
それでは皆様、ごきげんよう!!