皆様、こんにちは!
にこぷらすでございます
ご訪問いただきありがとうございます



本日は「手」について
解剖学的なことも含めて書きたいと思います

手って生まれた時から
ずっと何気なく使っているけど
どういう構造で
どうやって動かしているのかって
あまり考えたことはないと思います
今回は知るとちょっと面白い!
二胡を弾く時にも役に立つかも???
そんな手の小ネタ的なお話です
気楽にお読みくださいませ(^з^)-☆


学校の授業っぽいのが大キライな方は
スルーしても大丈夫です
知らなくても二胡は弾けますから
安心してください(^_^)


にこぷらすでは
体の部位は解剖学での名称を使っていますが
なぜかというと・・・

例えば、指の関節を
指先から第一関節、第二関節と呼ぶ人と
指の付け根から第一関節、第二関節と呼ぶ人が
いたりするので
人によって説明が正しく伝わらなくなります
解剖学での名称を使えば
地域や国による呼び方の違いが無く
話の受け取り違いが起こらないからです


【各部位の名称】
まずは手の各部位の名称から


手って結構たくさんのパーツ(骨)で
できていますね!

手はアーチ構造をしていて
この構造のお陰で様々な動きが可能になります


アーチ構造の中心となって
まわりの動きを支えているのがこの部分です


この部分は
手のどんな動作の時もほとんど動かないので
位置や角度などフォームを確認する時の
目安にしやすい部分です



【手の関節】
一般的に皆様が意識している関節は
これだと思いますが・・・



実はここも関節!


普段ここが手首関節として動いていると
意識している方は少ないと思います

手首を手の甲側に曲げる「伸展」
手のひら側に曲げる「屈曲」の時などに
活躍しています


ところで
私たちが普段手首関節と思っている
橈骨手根関節(とうこつしゅこんかんせつ)って
なぜ「橈骨(とうこつ)」なのか?

橈骨も尺骨も両方とも手根骨に隣り合わせなのに
なんで橈骨の名前だけついてるの?
不公平だ~! 尺骨(しゃっこつ)は~?

な~んて疑問に思いませんか?


手根骨と尺骨の間には関節円板が
はさまっているため直接接続していません
だから橈骨の名前しか
採用されていないのだとか・・・


尺骨推しの方には
ちょっと納得いかないかもしれませんね(^_^;)



【手を操作する神経】
実は手を動かす神経系統はひとつではなく
複数の神経系統によって動かしています
しかも手のひら側と手の甲側でも
神経の支配領域が違ったりするのです!




【手を動かす筋肉・筋・腱】

足を動かすのは足の筋肉
腕を動かすのは腕の筋肉
首を動かすのは首の筋肉

なのですが・・・


手の指を動かすのは


前腕の筋肉!( ゚д゚)!!


前腕の筋肉を
緊張させたり緩めたりすることで
指についている腱を引っ張ったり戻したりして
動かしているんですね(^o^)


試しに左の前腕を右手でつかんで
左手の指をモジャモジャ動かしてみてください
前腕の筋肉が動いているのがわかると思います

弦をおさえる時の
指を曲げる動作は「屈曲」です
浅指屈筋と深指屈筋の働きによる動きなので
尺骨側の筋肉が大きく動くのがわかります
図の通りですね!(^з^)-☆

浅指屈筋は深指屈筋にかぶさるような
状態でついています




手のひらのあたりにも
小さな筋肉が各指にあるのですが
前腕が腱を操作する動きと共働することで
手の細やかな動きを作り出しています


手のひら内にある筋肉は
MP関節を曲げ伸ばししますので
二胡を弾く時に左手のコの字に曲げた指を
上げ下げするのに使っています
ちなみに指をコの字に曲げるのは
深指屈筋と浅指屈筋が関与しています
↓↓↓



腕や手を動かす筋肉や腱は
本当は他にもたくさんあって
もっと複雑に構成されているのですが
今回は主なものだけにしました
(解剖図描くの大変なんだも~ん)



というわけで
人の体って良くできてるわね!o(^o^)o



お読み頂きありがとうございました
それでは皆様ごきげんよう!