昨年の関東は梅雨たけなわでしたが、
今年は梅雨が短めでいきなり酷暑の夏になりました。
コヨミのうえでは、
夏至を過ぎれば昼の時間が次第に減り始めるので
日暮れがくるとホッとするのですが、
夏らしい蒸し暑い時間が増え始めるのはこれから……
夏対策が怠れませんネ。
～暦の半夏生（はんげしょう）の所以となったハンゲショウ～
植物に“ハンゲショウ”（半夏生／半化粧または片白草）といって
夏至から半夏生までのほぼ２週間のうちに
見ごろを迎える湿生植物があります。
ハンゲショウは、
暦では夏至から11日目の七十二侯／半夏生の頃に花が咲き
葉におしろいのようなお化粧をするので、
ハンゲショウと呼ばれるようになったそうです。
今では開発が進んで自生地が減り
姿をあまり見られなくなっていますが、
参考までに
庭で育てている半夏生の今日の様子です。
小魚のいる庭の水槽で
何年も前から育てているのですが、
今年はじめてハンゲショウらしく
葉っぱが白く化粧をしたみたいになりました。
手前の白い葉が化粧した部分で、
なんとなく垂れ下がった房が花です。
そもそも花が咲いたのがはじめてかも……。
……かなり小ぶりで
近所の自生地に群生しているものよりチンマリとしていますが、
ここ最近の強烈な酷暑の中でも
いつもの季節の花として咲いてくれました。
諦めていたので嬉しいですネ。
半夏生を捜しに自生地へ出かけるには
暑さが半端じゃなくて大変ですが、
日本の自然と触れ合う機会になりました。
～半夏生（７月１～２日頃）～
重複しますが、
この”半夏生”という言葉は
夏至と同じく日本の古い暦で使われている
気候を表す言葉で、
“梅雨の終りのはじまり”を指しています
夏至（げし）→半夏生（はんげしょう）→解夏（げげ）
と続くこれからの期間は、
カビ菌、バイ菌もいよいよ活気づいて
食中毒が起きやすかったりします。
熱中症の対策はもちろんのこと
水あたり・食あたりにも気をつけて過ごしましょう。
～過ごし方～
なるべく室内は余計な物を減らして
スッキリ風通しがよくなるように工夫しましょう。
空気が淀みやすい場所をつくらないように、
遮蔽物をどかしたり、空気を撹拌したり、
または、まめに除湿をして湿気対策を行いましょう。
体調管理については、
湿度が高くなると
体内に熱や水分がこもりやすい日がでてきますから、
発汗・利尿のサポートとあわせて水分補給を行いましょう。
（高齢の方は体温調節がうまくできませんので気配りが必要です）
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