前々回の記事で相性図について触れましたので、
今回はコンポジットチャートのことを
お話したいと思います。
コンポジットは
ペアや集団の作りだすエネルギー場を読むのに
便利で面白いツールです。
日本語では合成図といって
その言葉のまま、人数分の“合体成”として
構成要員が集まった時に創造されるもの（化学式）を
見せてくれます。
※ある程度正確な出生時間が必要
カップルまたはペアの相性の場合は
通常の相性図と合わせてコンポジット図を活用すると、
二人は人生で何を創造し得るのか
読むことができます。
個人的には太陽と月のサビアンシンボルも読んでます。
（アセンダントは出生時間が正確な場合のみ）
例えばある１組のペアが、
シナストリーでたくさんのティースクエアと
グランドトラインとコンジャンクションによって
がっちりインターアスペクトを形成していたとします。
この場合、相性図で見れば
刺激的な関係であると同時に
ハードにハイテンションの状態に陥りやすい二人と読めますし、
実際の現実面でも、活気に満ちているものの
頻繁に疲れを感じる間柄になるでしょう。
これがコンポジットになると、
二人の合成図によって完成する“二人仕様の第三の人間”
といった感じになるので、
相性図では見ることのできない可能性や
二人によって創られるムード、目的意識、共通理解、
達成し得ること、志向性……etc.
などを把握することができます。
なので相性図で
“波乱に満ちているのに互いに逃れにくい云々…”と出ていても、
コンポジットにはまた違った二人の世界が出現します。
“二人だからできていること”
“家族が四人集まったために起き得ること”
“三人だとやってしまうこと”
少し付け加えるなら、合成図の太陽に対して
出生図の太陽が老いている人物のほうが
出生図の太陽が若い人物を
サポートしているような心理を持ちやすいでしょう。
そして、若い側は最も老いたネイタル太陽の人物に対して、
「この人がいなければ成しえないだろう」とか
「この人のムードメイキングに依存している」というふうに
なりやすかったり、
合成図の太陽サインが出生図の太陽サインともかぶっている人は
求心力を持ちやすかったり……するようです。
……ケースバイケースなので一概には言えませんが、
コンポジット図を作ってみると
例えば、「三人の時と四人の時のムードの違いはコレだったのか」
みたいに、思いがけない発見があったりします。
他にも「この組み合わせがなぜ必ず誤った方向に流れるのか」
の理由がコンポジットに出現したり(-.-)
相性はイマヒトツでも組むと思わぬ金儲け力が発動したり、
家族の相性はとても良いのに離れて暮らした方がよかったり……。
～以上、コンポジットは面白いうえに使えますので、
相性を見る時に活用してみましょう(*^_^*)
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