～４ハウスについて～
・かに座のナチュラルハウス
・対象となる領域はごく身近な生活環境
・人生・生活の基盤となるもの
・帰り着くところ 家
・家系 祖先
・両親 家庭環境 養育について 家族の傾向
・幼少期の経験（家庭での経験・心理的経験
・行き着くところ 晩年
４ハウスは
生まれた時の周囲・環境のムードと
育った家庭環境から受けた影響をあらわします。
４ハウスに安定感があれば
家庭や家は安心とくつろぎの場となり、
人生で前進を阻まれた時に一時退却・避難して
立て直す場となり得ます。
家庭や家族の安定と安心が
身の安全と安心にリンクしていて、
日常生活の穏やかさや小さな幸福に
くつろぐことができるでしょう。
入室している天体やそのアスペクトに
混乱や緊張が表れていて
変化に満ちた４ハウスであれば、
家庭や育った家は安心しづらい場所と化します。
退路を断たれた状態で社会生活に挑まなければならない、
というストレス感や
家系の影響から逃れたい心理など、
日々の暮らしの中に
自分自身の落ち着ける場や居場所がないといった感覚を
持ちやすいでしょう。
なので、もしも４ハウスに矛盾する構成があった場合、
例えば、平穏を好む天体が在室していながら
それをかき乱す天体構成ができあがっているなら、
落ち着きたいのに落ち着けない、という二律背反を
どのように解消するのかがテーマになると思います。
この場合、天底にあるハウスなので、
現実面の云々よりも、
内面の安定を勝ち得る作業になるはずです。
もし“家庭は戦場だ”というふうに
内面に矛盾がなく断定している場合は、
日常生活（家庭や家族）がかき乱されたり、
自分自身がかき乱すことに対して
無頓着になりやすいでしょう。
不穏に満ちた環境の中で生きぬく感覚を持っているため、
その強いテンションを
どのようにうまく活かすかがカギになるでしょう。
～心理的原型～
ICは４ハウスのカスプです。
イームンコエリは
深層心理とか潜在意識のより深い根幹を示し、
４ハウスにある天体は親のアーキタイプを示します。
また、天体の有無の関係なく
晩年のイメージは、
４ハウスとそれに関連する天体アスペクトによって
意識化されます。
例えば、晩年のあなたはどうありたいのか？
どうなっているのがもっとも自然と思うのか？
という質問に対して、
心理的な予感・予測を表わす描写をすることと思います。
「地域の◎◎活動を個人事業的に行い死ぬまで忙しく働き続けたい」
「家でたくさんの動植物に囲まれて暮らしたい」
……というふうに、
心の終の住み家を心の奥底はすでに知っているものです。
なので、最終的に到達し得る
等身大に近いもっともシンプル予測が思い浮かんだら、
その具現化に向けて行動を起すとイイと思います。
さらに、４ハウスに天体がある人は、
トランジットの天体にトリガーになってもらいながら、
内在する母性原理or父性原理を意識化してみたり、
内面に何を見ているのか、
どのようなソース（源）とつながることができているのか、
イメージングを行ってみるのも面白いと思います。
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