まずは本日見た
『ブロブ/宇宙からの不明物体』
『見えない恐怖』
の二本立て。
『ブロブ/宇宙からの不明物体』は昔テレビで1回見てその後はDVDが何故か発売されずに見てなかったのですが、オンデマンドDVDで発売されたので購入してみました。これ『マックィーンの絶対の危機』のリメイクですが、オリジナルがスティーブ・マックィーンが主演でなければ名前が残らないであろう液体状の宇宙生物が人々を襲うというただのB級ホラーでしたが、こちらは監督に『マスク』『イレイサ―』のチャック・ラッセル、脚本に『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボンが参加してることもあってかストーリーはオリジナルをある程度踏襲しながらもオリジナルより面白くなってます。宇宙から落ちてきた隕石から出てきた液体生物が人々を襲うといったところは一緒ですが、こちらでは液体生物に驚くべき秘密が隠されております。
『見えない恐怖』は昔レンタルビデオで見てやはりDVDがなかなか発売されずオンデマンドDVDで発売されたので購入して見ました。監督が『ミクロの決死圏』『トラ!トラ!トラ!』等を撮り近年再評価が著しく私の大好きな監督であるリチャード・フライシャーであり、ストーリーはミア・ファロー扮する盲目の女性が叔父一家を殺した殺人犯に襲われ逃げるといったものですが、犯人がブーツだけ移してラストまで顔を出さず、殺人犯の動機がただブーツに車で水しぶきをかけられたというだけで仕返しに嫌がらせをして殺害というまるでスピルバーグの『激突!』のようでした。全体的にはフライシャー特有の淡々演出ながらも無駄がなく職人監督らしい手堅い演出で面白く見られました。現代日本のくだらない2時間サスペンスの作り手たちはフライシャーの爪の垢でも煎じて飲んでほしいです。

