本日をもって新宿ミラノ座が閉館となりますが、10:00上映の『荒野の七人』を観ました。27日19:00上映の『アラビアのロレンス』も観ており、両作品ともブルーレイで持っておりプロジェクターで観れるものの、大画面で観るとまた迫力が違いますし料金が500円と安く新宿ミラノ座の最期を看取りたいということで出かけました。
やっぱり大劇場で大勢の人と観るというのは、気分を共有してるということがあるのかなんとなく違いますね。『荒野の七人』は黒澤明の『七人の侍』ハリウッド版リメイクですが、全く同じということでなく、登場人物の役割が微妙に変わっていたり、後半村人に裏切り者が出たりリメイクでありながらオリジナリティーの面白さを出そうとしてるところがいいですね。上映は35mmフィルムでの上映で古めかしいムードが出ていいですね。『アラビアのロレンス』はデジタル上映のようで画面がきれいすぎるくらいきれいでしたが、きれいすぎるとなんかムードが違いますね。それはそれでいいのかもしれませんが、『アラビアのロレンス』も改めて観てやはりすごいなあと感じました。そして、両作品とも音楽がいい。やはり素晴らしい映画は音楽も素晴らしいですね。両作品ともに上映終了と同時に拍手が上がったのが感動的でした。
今年は映画の世界では悲しい出来事が多かったです。高倉健さん・菅原文太さんが亡くなり、数々の外国の名画を日本で上映したフランス映画社が倒産するなど時代の流れでしょうか(/_;)