みなさんこんばんは。
たまです。

先日、埼玉のベルーナドームで開催された
Liella! 3rd LoveLive!Tour
WE WILL!
埼玉公演

に現地参加してきました。
Day.1,2 の両日参加です。

 


タイトルの通り、Liella! のライブに現地参加するのはこれが初めて。
といっても今回は、この手のレポートにありがちな「Liella!のこと嫌いだったけど
ライブに行って変わった!
」系の内容ではないんですごめんなさい

確かにライブに行くのは初めてでしたが、私は別にLiella!が嫌いなわけでは
まったくなくて、TVアニメもリアルタイムで全て視聴済み。
今まで一度もライブやFMTに行かなかった理由は、
シンプルにリソースの問題です。
Aqours に軸足を置きつつニジガクもある程度追っていると、
なかなか Liella! ちゃんにまで手が回りません。
お金も時間も有限なわけで。。。

そんな中で今回 Liella! のライブに行くきっかけになったのは、声出し解禁の一報
ラブライバー仲間でお酒を飲んでいたその日に声出し解禁が発表され、
酔っ払いの勢い相まってその場でBDを予約し参加にこぎつけたのです。
シリアル1つで座席の4連番が可能っていうのも大きかったかも。
仲間3人以上で並んでライブ参加ってあんまりないので。
あとはまぁ、Aqours やニジガクで慣れ親しんだベルーナドームで初めての
Liella! ライブを見るというのも、良いシナリオかなとは思っていました。
要はいろいろとタイミングが良かったんです。


ライブの率直な感想としては、
凄く楽しかった!
Day.1,2両日ともに、楽しい時間を過ごすことができました。

 


TVアニメの2期をベースに、OPやEDに挿入歌、リエラのうたも2Daysかけて
披露するというセトリ構成。幕間でアニメのダイジェストを上映したところを含めて、
アニメ放送後のライブといえばこういう感じ、という内容でした。
知っている曲と知らなかった曲が半々くらいだったのですが、
予習のありなし関係なく、どの曲も見応えがありました。

序盤に激し目の曲をやって盛り上がらせて、途中にバラードを挟んで綺麗な声を
聴かせつつ、終盤にまたテンションを上げさせて締めるセトリ構成はお見事。
こういうセトリは、私も大好きです。
ライブのプロデューサーさんが構成をよく練っているのでしょう。
μ'sの頃から積み重ねられたリアルライブの知見は、脈々と受け継がれていますね。

 


印象に残った曲もたくさんありました。
ライブの幕を切った『WE WILL!!』は突き抜けるような爽快感が最高!
3rd ライブツアーの表題曲ということもあって、1曲目に相応しかったです。
観客のコールも安定していて、ツアーを通してお馴染みになっていることが伺えました。

私のSymphony』は個人的なハイライト。
そもそも曲が好きなんですけど、生で聴いて鳥肌が立ちました。
歌声で若干の儚さを感じさせつつも歌詞が力強く、多彩な味わいを演出しています。
現地で聴いてナンボと言っても過言ではないかもしれません。

POP TALKING』は事前に予習をしておらず、現地初見で一気にお気に入り。
シンプルに曲が良いですね。なんてジャンルになるんでしたっけ・・・?
声を張る感じでも激しく踊るわけでもなく、トロッコに乗りいい意味で
緩めのパフォーマンスだったのが曲調にマッチしていました。
Liella! ちゃんが頑張ってる感が出ていたライブの中で、一番と言っても
いいくらい楽しそうだったのが印象的。やっぱり楽しそうなのが良いですね。

ゲスト出演した結那さんの『エーデルシュタイン』は、曲の良さとステージ上の
パフォーマンスの可憐さが相まって見応えが満点でした。
スクリーンに映る画面の効果を上手く使い、今までのラブライブのライブでは
見られなかった演出が炸裂。ゲストというにはあまりにも強烈なインパクトでした。

アンコールの『水しぶきのサイン』は、WE WILL!に勝るとも劣らない爽快感が
あって凄く良かったです。全員が連動するダンスと鮮やかに響く歌声。
個人的にもっとも Liella! らしさを感じさせてくれる曲だと感じました。

アンコールといえば、Day.2 に披露してくれた『Second Sparkle』はCD発売前で、
ライブで披露するのもここが初だったようですね。何たる光栄・・・!
ロックな曲調がハチャメチャに "強い"。ダンスも Liella! の曲の中では激し目で、
大変そうですがキレがあって綺麗でした。今後すごく人気が出そうです。



Liella!ちゃんの印象としては、まずは全員すっごい可愛い
なんというか、"いまどきの若い子" て感じ。←この表現がオッサンくさい。
両日とも私の座席がけっこうトロッコが近かったので、パフォーマンス中の
姿を間近で見られたんですけど、近くで見るとさらに可愛くてビックリしました。
たぶん、アイドル系声優っていう枠を取っ払って、メジャーでも
綺麗さんの領域で戦えるんじゃないでしょうかね。。。
言うまでもなく、ゲストで出演していた結那ちゃんも同様。
恐らく全員、美容にかなり気を遣われているのでしょう。
いよいよ声優の枠をぶっ飛ばしにかかっています。

あとは歌唱がめちゃ上手いですね。
曲調が緩めでコールもない曲で響いた歌声が、あまりにも綺麗でした。
正直なところ、活動開始から同じ頃の Aqours より上だと思います。
Aqours はダンスに寄せている感じがあるので、グループの性格差の範疇では
あると思いますが、それにしてもあの歌唱力には驚愕です。
美容と同様、歌のトレーニングも相当積まれているのでしょう。

総じて、Liella! は努力を突き詰めているグループなのだと感じました。
何事も重要なのは凡事徹底。当たり前のことを面倒くさがらずに徹底することは、
成功への近道であると同時にとても難しいことです。
微塵も慢心のない献身的な努力。
Liella! のパフォーマンスには楽しそうな曲でもその努力が滲み出ており、
言いようのない迫力を醸し出されていました。
アイドルのパフォーマンスの褒め言葉として "迫力" という表現が適切なのか
どうかは自信がありませんが、印象としては正直なところです。
 




さて、ここからは話題になったMCについて書きます。
ちょっとネガティブな意見も混じるので、見たくない方はブラウザバック推奨。

単独ライブでは初の声出しということで、観客の声に感動している旨の感想が
多かったですね。くまちゃんこと大熊和奏さんのコーレスは、観客のコールに
「うるせー!」とレスする流れなのですが、Day.1ではくまちゃんが観客の声に
感動して「うるせーって言えない」と号泣。
初声出しライブは先日の超次元音楽祭で経験済みでしたが、コーレスは初めて
とのことで感動もひとしおだったのでしょう。
初見でも胸が熱くなった瞬間でした。

印象的な MC がいくつかあった中で、もっとも話題を浚ったのが Day.2のラスト。
方向性は違ったのですが、全員かなり踏み込んだ内容を話していました。

まず感じたのは、2期生が加入に際して感じていたプレッシャーの大きさ。
MCのトップバッターだったえもりんこと絵森彩さんが「自分が入ることでLiella!を
を壊してしまうんじゃないか、大切なものを壊してしまうんじゃないか、
私が鬼塚夏美役でよかったのかと自信がなくなってしまった
(意訳)」という話を
いきなり切り出してきて、すごくビックリしました。
ノープレッシャーとは言わないまでも、あれだけのパフォーマンスができる子を
誰も「Liella!のキャストに相応しくない」なんて言わないでしょうよ。。。
もちろんそれは上記の通り絵森さんの努力があってこそのものですが、
まさかご本人がそれほどまでに自分を追い詰めているとは知りませんでした。

のんちゃんこと鈴原希実さんはさらに苛烈で、「オーディションでは場違いだった、
私はなんて馬鹿な思い違いをしていたんだろうと思った
(意訳)」とまで
感じていたことを吐露。えぇ、自分のことをそこまで言うか・・・?
私も自分のことを「身の程知らずな夢を見た」と自嘲することはありますが、
それは私だから妥当なわけであって、少なくともベルーナドームでライブをやって
あんなに観客を感激させられる人が思うことではありません。
にも関わらずあんな風に自分を卑下するなんて、どれほど高い意識をもって
この仕事に取り組んでいるんだろう。。。と背筋が寒くなりました。

2期生の発露にビビッていたら、別方向で衝撃的な話が。
なぎちゃんこと青山なぎささんが、TVアニメ収録時「葉月恋は今までの
ラブライブファンに嫌われる存在である」とのプロデュースをされて絶句。
その甲斐あって(?)SNSで恋ちゃんをディスる投稿を見てしまい、
コーレスで名前を呼んでもらえないのではないかと怖かった・・・らしいです。
さすがにこれはいろんな意味で話題を集めました。
「ファンに嫌われろ」ていうプロデュースは穏やかではありません。
具体的に誰に言われたのかは定かではありませんが、少なくとも制作陣には
その認識があったということになります。
なんつープロデュース・・・。
すぐに仲間になったとはいえ、希望を持ってプロジェクトに
参加してきた子にはあまりに過酷な仕打ちです。
キャスト信仰が強いラブライブにおいては、最大級の禁忌とも言えます。
たぶん制作陣には彼らなりの方針があるでしょうし、別に恋ちゃんや
青山さんを追い詰めるつもりはなかったのでしょうけれど、
ファンの心理を見誤り結果的に不要なストレスを与えたことは、
ネガティブな要素として受け止めざるを得ません。

もう一人、さゆりんこと伊達さゆりさんのMCもなかなかのインパクト。
ざっくり言うと、「アニメ作中でかのんちゃんが大物になりすぎてついて
いけなくなってしまった。マルガレーテちゃんのパフォーマンスを
"本当の歌じゃない"と評したかのんちゃんの台詞が理解できなかった。
」の2点。
1点目については、物語の宿命たる主人公の成長による弊害ですね。
物語開始時は受験に失敗してふて腐れながらも入学する長短ある女の子という
自己投影をしやすい等身大のキャラクターだったのですが、
2期ではありとあらゆるトラブルを乗り越えるフィクサーとなって
最終的に世界に名だたる名門校からスカウトを受ける歌唱力を身につけました。
あまりにも現実離れした存在になってしまったことで、担当キャストで
ありながらキャラクターの解像度が下がってしまったのでしょう。
2点目については、シナリオを暗に批判したとも取れます。
歌うことが好きだったかのんちゃんが、他人の歌を「本当の歌じゃない」と
断罪することは割と致命的なダブスタで、苦言を呈されても仕方ないかなと。
でもまさか、キャストがライブのMCで言及するとは思いませんでした。

といった感じでメンバー各々いろんなことに言及したMCだったわけですが、
これだけ話すことがあれば時間がかかることも当然で、Day.2 の9人全員の
MC合計時間は驚異の55分間に達しました。
さすがにちょっと長かったですねー・・・。
正直に言うと、現地で拝聴している時から「長いな・・・」とは思っていました。
内容は聴き応えがあったのでそれ自体は問題ではないのですが、
もう少し上手くまとめてくれるといいかなとは思います。
シビアな内容に触れたところもあったので、たぶんMCについてはライブ後に
プロデューサーから怒られたというか注意されたんじゃないかなと。
この辺はやりながら経験していくことでしょう。
Liella! の歴史の一部を垣間見させてもらいました。


MCの内容が少しばかりシビアだったせいで、ラブライブ!スーパースター!!!や
Liella! の活動そのものにSNSで懐疑的な視線が向けられていますね。
これだけ触れておいてアレですが、別に Liella! が決死でスタッフ批判を
したわけでも、ましてや活動に音を上げたわけでもないと思います。
騒ぎ立てするのは逆効果のような気がするので、適度に触れつつ
早めに収束させるのがよいかと。
今後の禍根になっても嫌ですからね。
Liella! はまだまだこれからのグループ。
余計な憑き物は祓っておきましょう。
 


ここからはライブの内容とはちょっと関係のない話。

今回のライブの Day.1 の私の座席は、アリーナ後方
8回に渡る過去のベルーナドームの席ガチャではなんとか回避していたのですが、

ついに引いてしまいました。
一般的にアリーナ後方は、段差がないゆえの視界の悪さにつき
スタンド後方よりも人権がないと評されます。
フィールドが広いベルドならなおさら過酷。
その悪評は伺っていましたし、これまでのライブでスタンドから
アリーナを見るにつけて「後ろは見えなさそうだなぁ」と思っていました。
それで実際に見てみた感想としては、
予想通りあんまり見えない。
センターステージはさすがに見えますが、メインステージはキャストが
豆粒な上に前列の人の頭で視界が大いに遮られます。
広大な横幅があったメイステのうち、見えたのは50%くらい。
グループディスタンスでいくつか席が空いている状態でそれだったので、
もしフル解放だった場合はさらに視界は悪化していたことでしょう。
もはやメインステージはまともに見えないものと思われます。
私の身長は成人男性の平均とほぼ同じなので、環境により多少の違いは
あるにしても、一般的な感覚だと思います。
翻って、トロッコでアリーナ後方に来てくれた時はさすがにかなり
近かったのですが、そうなると今度はこっちを向いてくれるかという
もうひとつのハードルがあります。今まであんまり意識していなかったのですが、
キャストがアリーナ後方にトロッコで来ると、アリーナよりさらに後方の
スタンドに向かって手を振っていることがほとんどだったんですよね。
おかげでかなりの割合、背中を眺め続けることになってしまい。。。
そしてこちらを向いてくれたら向いてくれたでステージライトが強烈に
こちらに向かって照射され、逆光になりキャストがよく見えないという悪循環。
ベルーナドームのアリーナ後方は、本当に過酷でした。

Day.2 の座席はフィールドビューシートで、多少の段差もあったため
視界はまったく問題ありませんでした。トロッコも近くてよく見えて、
座席としてはノーストレスだったのですが、違う問題がありました。
後ろに陣取っていた一行がめっちゃうるさかったんです。
いわゆる "厄介" と呼ばれる人種で、ただ声がデカいだけならまだしも
家虎やら MIX口上を全力で実行。今までも厄介勢の近くになったことは
ありましたが、このときのヤバさは今までの比ではありませんでした。
声デカいし、ダミ声だし、コールのテンポがズレてるし。
ライブ中以外は一行はずっと外国語で話していたので、たぶんガチの外国人
だったのですが、厄介コールのためだけに日本語を覚えたんですかね。
その熱意は認めますが、なんとも残念な使い方です。

というか、この連中に限らず観客のマナーは良いとはいえなかったです。
厄介行為ではないのですが、幕間でアニメのダイジェストが放送されて
いるときに、わけのわからない茶々入れが多発して辟易しました。
具体的にはもう覚えてないんですけど、面白くもないツッコミを大声で
叫んでウケを狙うやつの多いこと。
他人のふんどしで承認欲求を満たそうとする、実に浅ましい行為です。
唯一、かのんちゃんの「私も昔、受験に失敗したんだ」という台詞に
「オレモー!」と言ったところだけはちょっと笑ったんですけど、
Day.2 で二匹目のどじょうを狙って同じタイミングで「オレモー!」と
叫ぶやつが大量発生し、その猿真似根性にもウンザリ。
もうね、何も面白くない。
共感性羞恥につき、聞いているだけで恥ずかしい。

Aqours が一番悪かった時よりも悪かったので、異様には見えましたが、
敢えて言うなら良し悪しの問題でもないのかな、とは思います。
暗黙の了解、というのは時代と共に移り変わるもの。
それこそ Aqours では一般的になっているコールがμ's時代は
厄介扱いされていたり、といった具合なので、もう Liella! は
新しい時代の風潮が来ているのかもしれません。
その場合、少なくとも Liella! のファンの間では私の方がマイノリティ。
良し悪しの話ではなくなるので、少なくとも「やめろ」とは
言わないでおきます。


本日は以上です。