皆様こんばんは。

たまです。

 

先週末、さいたまスーパーアリーナーで開催された

Animelo Summer Live 2019 『STORY』

通称アニサマ

Day.2 となった 8/31(日)の公演に、現地参加して参りました。

 

 

今年で開催15回目を迎え、夏の風物詩としてすっかり定着しているアニサマ。
8月のさいたまスーパーアリーナ(以下、SSA)と聞けば、この界隈にいる人であれば
大方の人が「ああ、あれね」とアニサマを連想することでしょう。

とはいえ私にとっては今回が初めての現地参加なので、刺激的な体験となりました。
初参加に至ったきっかけは、ちょっとした縁でチケットをご手配頂けたこと。
アニサマに対して嫌悪感を抱いていたわけでもないので、「チケットを買えるなら行こう、
Aqours も出るし
」くらいの感じで、割とあっさりと参加を決定しました。


8月は仕事がクレイジーに忙しくて、ライブ前日も長時間残業。
さらに残業の後に先輩の愚痴に付き合い、疲労と酩酊を抱いて帰宅することになりました。
鬱屈した気持ちを吹き飛ばし翌日へのモチベーションを高めるためにtwitter を検索して
アニサマへの気持ちを高めていたところ、トンデモなハッシュタグを発見。
逢田梨香子トイレ部」。
なんじゃこりゃ、と思って調べてみたら、初日に出演した逢田さんに対し、どうせ
大したことないだろうと考えた奴らが逢田さんの公演時間をトイレ時間として
申し合わせて twitter で盛り上がっていたようでした。

普段だったら「くだらねーことしてんなぁ」とスルーするところなのですが、
疲労と酩酊で気が短くなっていた私は、「ふざけんなよこの野郎」と瞬間的にマジギレ
twitter での噛み付きは寸でのところで思いとどまりまる一方で、こういうやつらに
対するカウンターとして、現地に逢田さんFCのユニを着ていくことを決意しました。
買った当初は「こんなの恥ずかしくて外じゃ着れない」と考えていた私ですが、
状況が状況であり、背に腹は代えられません。
逢田さんを侮るやつらの目に物見せて

やらなければなるまい!!
実は翌日の朝には冷静になっていたんですが、まぁせっかくだしいいかってことで
予定通り着ていくことにしました。

12時にSSA最寄りのさいたま新都心駅に到着。
この時点で開場まで2時間、開演まで4時間もあったのですが、駅は既に多くの来場者で
賑わっていました。服装で「所属」がわかる現象が面白かったですね。
アイドルマスター SIDE MTrySail、ご存知レビュースタァライト 九九組
Tシャツなどを見かけましたが、一番多かったのはやはり我らが Aqours 勢力
特に 5th Tシャツは凄くたくさん見かけましたね。このイベント中、視界を上げたら
必ずどこかに Aqours 5th Tシャツを見つけることができるくらいに多かったです。

まずは昼ご飯。

ライブが長時間であることを考慮し、いつもよりガッツリとエナジーを補給しました。
この時点で開演まで時間があったので、消化に時間がかかるものでもOK。
むしろライブ中にエナジー変換されるくらいでもかまいません。

食後に移動して、ようやくの到着 さいたまスーパーアリーナです。
今回、SSA に来るのも初となりました。

 


伝承的に様々な噂を耳にしてきた会場なので、着いた時は感慨深かったですね。
ついにきたぞ」っていう感じで。
感慨深いついでにけっこうはしゃいでました。

 

 

 


今回の我々の座席は400レベル。
SSA は構造が入り組んでいるため、エリアの呼称がちょっと難解です。
一般的には、スタンド 2F っていう扱いになるんですかね。
だいぶ上の方ではあるのですが、その分スタンドの傾斜が急なので、
前の人に視界が遮られず快適は快適です。
ただ、シートピッチがすごく狭いので、移動はけっこう大変でした。


開演は予定通りの16時。
OPの演出が Aqours のライブとは異なり、だいぶロックな感じでテンション上昇。
その流れからの一曲目、茅原実里さんTRUEさんの二人による『Paradise Lost』が
これまたどちゃくそ情熱的な曲だったので、さらにテンションが上がりましたね。
二人の激しいパフォーマンスに、観客だけでなくステージ上の炎までもが浮かされ、
SSA の密閉空間の中に興奮が凝縮されて異様な雰囲気になっていきました。
慣れない鉄火場に突然放り込まれたような感覚になり、最初はただただ圧倒されて
す、スゲー・・・」としか考えられなかったです。
でも、イベントが進むにつれて、どんどんイベントの中に引きこまれていって、
途中からは作品もコールも知らなくても主体的に楽しめるようになっていきました。

ライブ序盤、畠中祐さんが『カサブタ』を熱唱。
自分にも馴染み深い曲が来ると、「これ知ってる!」てな具合でテンション上がります。
盛り上げ上手だったこともあって、畠中さんは今回のアニサマでの私のヒット賞でした。
10曲目、バンドリの一角「RAISE A SUIREN」が登場した時の歓声は凄かったですね。
事前にまるすけから「このグループは注目!」と言われていたこともあって期待が大きく、
それを裏切らないパフォーマンスで楽しませてもらいました。

その後、ハローハッピーワールドという別グループのメンバーが出てきて、コラボで
一曲歌ったところでバンドリのパートは終了。人気に反して2曲で終わってしまいました。
終わりってなった時の、客席から放たれる「ええ、終わり!?もっとやってよ!」感が
半端じゃなかったですね・・・(笑)
私の席の後方から聞こえた「ちょっと待ってよぉ!」という哀愁の叫びを私は忘れません。

バンドリの後に登場した大原ゆい子さんと高橋李依さんによる「からかい上手の高木さん」の
パートは、私にとって序盤のハイライトでした。『ゼロセンチメートル』も良いんですけど、
きまぐれロマンティック』が凄く良かったですね。
いきものがかりが歌っていた原曲の時から、私はこの曲がとてもお気に入りでした。
高木さんでカバーしているという噂を聞きつけて拝聴してみたら、そっちもそっちで
原曲とは違う魅力があって、素晴らしいの一言。
高橋さんがシクレで登場した瞬間、「もしかしてやってくれるんじゃ!?」と内心ワクトキが
止まらず、イントロが流れ始めた時は思わずガッツポーズが出そうでした。

アイドルマスター SIDE M のパフォーマンスを挟んで、公演は休憩タイムに。
休憩時間に入ったのは、確か18時半くらいでした。

15分の休憩の後、再開一発目は我々の "副業" こと「レヴュースタァライト」より
九九組がステージに登場。華やかに『約束タワー』を歌い上げます。
アンフィシアターでの邂逅から一ヶ月半、アニメ視聴や楽曲拝聴により、ずいぶんと
レヴュースタァライトにも詳しくなりました。いろんな曲を聴く中で、「これいいなぁ」と
思っていた『舞台少女心得』が2曲目だったので、これまた嬉しかったですね。
本当は劇中挿入歌 幕間verの方が好きなのですが、そこまで贅沢は言えませんのことよ。
3曲目の『The Galaxy Express999』のカバーをトロッコに乗りながら熱唱した後、
4曲目は『Star Divine』でした。イントロの瞬間、隣にいる Star Divine 大好きおじさんこと
まるすけが歓喜。喜びあまって「やったー!」などと叫んでいました。
やったー!」って・・・(笑)
まぁでも、良い曲だよね、Star Divine。盛り上がるし。
センターステージまで使った殺陣も、迫力がありつつも華やかで最高でした。
九九組が予想外に4曲も歌ってくれたので、見知っている身としては嬉しかったですね。

九九組が先陣を切った後半では、"大将級" が惜しむことなく立て続けに登場。
TRUEさんAngelaさん茅原実里さんなど、単独でもデカい箱を埋められるアーティストが
次々とステージ上に現れ、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。
耳に残ったのは、北宇治カルテットの『トゥッティ!』。コールが激し目でアニサマ向けと
言える曲で、コールを覚えたら楽しそうだな~と思いました。
結城アイラさんの弾き語り『Violet Snow』では深く聞き入り、大御所こと Angela さん
情熱的なパフォーマンスでは再び熱狂と、非常に忙しい時間の連続。

どんどん時間は過ぎていって、気が付いたら TrySail のブチ上げパートも嵐のように
過ぎ去っていきました。『High Free Spirits!』、凄かったなァ・・・。

長かった1日も大詰め。
トリを務めるのは、ようやくの登場我らが Aqours!
見慣れた「SUNRISE」のロゴがスクリーンに映し出されるや、四方八方から大歓声。
つい2ヶ月前、メットライフドームで見た OP が再び眼前に映し出されます。
セットリストは、『僕らの走ってきた道は』、『君のこころは輝いてるかい』、『想いよひとつになれ
勇気はどこに?君の胸に』でした。MCに加えてフルの4曲で、見事にメインを飾ってみせました。
ツアー公演や単独東京ドーム、はては海外公演までこなす彼女たちでさえも
アニサマのメインというのは緊張するようで、最後の全体MCまで務めたあんちゃんは
過去のアニサマの映像をすべて見返したとのこと。
凄いな、と驚愕すると同時に、こういう真摯な姿勢こそが Aqours の魅力の一つなんだろうなと
改めて感じました。

最後は、アーティストさんが全員ステージに登場し、一組ずつ挨拶を述べた後に全員で
テーマソングを歌ってフィナーレ。いろんなアーティストさん達に囲まれてステージの真ん中で歌う
Aqours の姿が、なんとも立派に映りました。大きくなったねぇ・・・・!

 

こうして、アニサマ 2019 2日目の幕が下りました。

 


終演時刻は21時半。
公演時間5時間半、楽曲数47曲。私にとって、過去最大規模のライブとなりました。

 

割と疲労と空腹感が色濃かったので、終演してから割とすぐに退場。
3万人が一斉に帰路につくとのことで、最寄り駅は阿鼻叫喚の様相を呈するのでは・・・と
不安になっていたのですが、意外にもさいたま新都心駅は入場規制になることなく、
プラットフォームにもキャパシティを余らせていました。
しかも、すぐに電車がやってきて、席も空いているので座って帰れるという快適ぶり。
メットライフドームに慣らされている身としては、天国のように感じる帰路でした。

 

最寄りについた後は、居酒屋で酒を片手に感想戦。
帰宅して Aqours 4th ライブを見ながらさらにトーク・・・のはずだったのですが、
体力が尽きた私は途中からほぼ寝ていたらしいです(笑)


■アニサマの感想
想像以上に楽しいライブでした。
知らない歌聞いて楽しいのかな、というのは当然の不安だったのですが、知らなくても
知らないなりの楽しみ方があって、それだけで十分に現地いる価値はあるな、と。

来場者も出演者も、その場にいる全員がアニソンが好きで、なおかつこれまでのアニサマの
歴史をとても大事にしているということが端々から伺えたことがとても好印象でした。
ライブの楽しさを決定する要素として、会場全体の一体感は欠かすことができません。
出演者の発言とそれに対する観客の反応は、その要件を十分に満たすものでした。

かつて観客として参加していた人が、芸能業界に入って出演者として舞台に立つ。
Aqours のきんちゃんがそうであるように、ステージと客席の境界線を飛び越える人は
決して一人や二人だけではありません。この日客席にいた人の中にも、将来アニサマの
ステージに立つことになる人がいることでしょう。
そうして過去から現在へ、現在から未来へと繋いでいくことで、今回のアニサマのテーマである
「STORY」は築き上げられていくのでしょう。その長い物語の一旦を垣間見ることができたのは、
非常に光栄な出来事でした。

アニメロサマーライブ 2019 「STORY」 Day.2。
素晴らしい公演でした!!



■マナーについて
アニソン系のフェスというと、どうしても気になるのが来場者のマナー。
同種のフェスであるアニマックスライブで観客のアンチマナーが頻繁に話題になっており、
アニサマはどうなのかな~と少し心配していたのですが、全体的には予想していたよりも
平穏だった印象を受けました。スポットでは家虎などがありましたが、著しく害されるような
程度ではなかったので、個人的には十分許容範囲かな、と。

そもそもの話として、アニサマはけっこうマナー管理が厳密なんですよね。
ルールで過剰な応援や孔雀、車輪などの改造サイリウムを禁止することが明文化されていて、
なおかつライブ中もスタッフが頻繁に巡回を行って監視をしているので、
監視の目を盗んで違反行為をするのは非常に困難である印象を受けました。

ビックリしたのが、セキュリティとして大柄な黒人が雇われていたことです。
ライブ中、通路の階段にどデカい黒人が現出現。「こんな人も来てるのか!」と
思ってその人を眺めていたら、よく見たらシャツの背中に「SECURITY」の文字が・・・。
なんちゅうセキュリティ体制だ、と驚いているところに応援が現れ、
屈強な黒人が2人に!どうやら、ライブ中に客席で通信端末を使ってゲームをしている
観客に目をつけているようでした。その黒人の一人が一度注意してもやめなかったので、
その観客は哀れにもホールに連行・・・。その後客席に戻ってきましたが、
ゲーム機を取り出すことはありませんでした。
どんな厄介イベンターであっても、あのセキュリティ相手に暴れられる度胸も腕っぷしもあるとは
私には到底思えません。安心と信頼のアニサマ、さすがの管理体制でした。

以上、レポートでした。