こんばんわ
ご訪問ありがとうございます。
今回は、
2024年2月の母娘旅
旭山動物園の ひぐま と
オオワシ、タンチョウについて
記していきたいと思います。
◇前回記事はこちら
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続いて"えぞひぐま館"へ向かいます。
えぞひぐま館は2022年にオープン。
現在は道内で保護された
エゾヒグマ2頭が展示されています。
1頭はメスの「とんこ」
1999年4月に、
子連れの母グマが中頓別町に現れ、
人間の安全のために、やむなく母グマは射殺。
子グマが動物園に引き取られ、
「とんこ」と名づけられました。
雪の上を悠々と歩くヒグマ
もう1頭はオスの「すなすけ」
2023年6月に、砂川市内の公園で
1週間以上1頭でウロウロと出没を繰り返し、
衰弱していたため、
母グマとはぐれた子グマとして保護。
その後、動物園に引き取られ、
「すなすけ」と名づけられました。
2023年は、
牛を次々と襲ったヒグマ
「OSO(オソ)18」の駆除をはじめ、
私の住んでいる近所でも
クマの目撃情報があり、
小中学校では保護者による送迎や
複数人での登下校などを
行っていました。
北海道の自然の中には、
クマもいて、
海や川には魚もいて、
山には豊かな植物も生えていて、
その中で人も暮らしている…。
目線いただきました
私たちは一方向からの視点だけで
ものを捉えがちですが、
「とんこ」と「すなすけ」を通じて
野生動物と共存すること
人間の安全を心配する前に
できることを考えさせられました。
ゴミの出し方(前日ではなく、収集日当日に出す)とか、
山登りでは、鈴などで音を出しながら歩くとか、
野生動物を引き寄せない、今すぐできる工夫がある
次は"北海道産動物舎"へ。
一際目を引いたのが、
日本最大のワシ「オオワシ」
6羽が展示されていました。
ちょうど塊肉を掴んでいるところに居合わせました。
黒と白のコントラスト、くちばしの鮮やかな黄色が美しい
猛禽類の凛々しい眼差し...
次に、飼育員さんのお話し
「雪あかりの動物ガイド」を聞きに
"両生類・は虫類舎"へ。
飼育員さんが
「アオダイショウ」を手に
人間が持っているヘビに対する偏見や
ヘビの狩りの仕方を
説明してくれます。
「アオダイショウ」に触る機会もありました
そこで聞いたお話しが
とても印象に残りました。
毒のないアオダイショウやシマヘビは
獲物を窒息死させ、まるのみします。
ここでは、
ありのままのヘビの姿を見て欲しいので、
エサ(ハツカネズミ)を生餌で与えていますが、
よく「可哀想」「残酷」と言われます。
その感情は人間として
とても大切な感情だと思いますが、
私は人間の方がよっぽど残酷だと思います。
動物たちは必要な分しか殺さない、
しかもヘビは まるのみ して
全てを綺麗サッパリ食べます。
しかし
人間は必要以上に殺して余れば廃棄。
美味しくない、都合の悪いところは
捨てて生活しています。
どちらの方が「命」に対して
可哀想なことをしているのだろうと
よくよく考えさせられます。
この話を聞いて、
いかに自分が毎日
無意識・無頓着に食事しているか、
言葉だけ、カタチだけの
「いただきます」だったと
気付かされました
ブタの姉妹を見たときも
思いましたが、ここでも
命をいただいて生きていることを
改めて実感しました
次は、"タンチョウ舎"で
飼育員さんのお話しを聞きます。
私は2020年に、
釧路湿原をカヌーでツーリングして
野生のタンチョウに出会いました
釧路湿原のタンチョウ
そのせいか施設で囲われて暮らす
タンチョウが窮屈そうに感じましたが、
飼育員さんのお話しを聞いて
見方が変わりました
ここにいるタンチョウの「コウセイ」は、
もともとは野生のタンチョウでしたが、
他のタンチョウと争い、
左羽翼は半分骨折して無い状態。
空を飛ぶこともほぼできない...
獣医さんに手当され、
助かった命を
こうして見せてもらっている...
背景を知って
ここで出会えたことに感謝しました
雪の上を歩くコウセイくん
今回の動物園では、
飼育員さんのお話しをとおして
たくさんの気付きを得ることが
できました
次回はアムールトラ 、
レッサーパンダ、シロクマ、
アザラシについてについて
綴っていきたいと思います。
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無条件にカワイイ