(*´∀`)♪
またまた､横浜在住ﾗｲﾀｰの濱村杏子さんの登場です！彼女の独特な(？)感性をお楽しみ下さいね～♪
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～濱村杏子のひみつのとびら～Vol.24 婚活時代
＜婚活＞という言葉が定着して久しい｡
きょうびは男性が消極的になり､
女性が結婚というﾁｹｯﾄをｹﾞｯﾄするのが至極困難な為
結婚相談所に入会したり､
結婚相手を見つけるために用意された合ｺﾝやﾊﾟｰﾃｨｰに
金を払って臨むのだそうだが･･･
中華街を歩いていて､
ふと目に留まった案内板に
一瞬立ち止まったり､
窓の中をﾁﾗっと見ただけで
作り笑顔で飛び出して来て､
客を中へ引き入れようとする
呼び込みのような
ｶﾓを逃すまじというｷﾞﾗｷﾞﾗした目で
会場に行って物色するのだろうか？
と思うと想像しただけで怖い｡
そんな会場に素敵な男子が行くものだろうか？と
疑問を抱いてしまう下世話な女｡
もちろんその人にとって
＜素敵な人＞の定義が違う｡
私が｢ｳｯｿｰ！！｣と引いてしまう
＜誰かさんにとってのｲｹﾒﾝ＞もいれば､
私の趣味にｹﾞｹﾞｯとなる人もいるだろう｡
私は結婚してさんざんな目に遭い
2年前に離婚して､二度と結婚はごめんだわと思っている｡
（自分は男運が悪すぎると確信しているからだ｡
結婚による幸せはもうありえないと｡）
子供が巣立った後は､友人達と楽しく過ごせれば十分｡
だからと言って物書きが
良い男を発見できなくなった時､
それは物書き生命の終わりの時だ｡
最近の私の＜良い男発見ｱﾝﾃﾅ＞に
引っかかった二人の男性､T氏とF氏がいる｡
私が＜良い男＞と認定するのは
＜顔の作りが良い＞とか＜背が高い＞とか
そんな表面だけのことじゃないのだ｡
この二人の男性は､面白いことに
男として対極の生き方をしている｡
でも二人とも格好良い｡
T氏は見た目ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ｡江戸時代なら辻斬り浪人のよう｡
口を開かなければ目にも留まらぬｵｼﾞｻﾝだが
生き様は究極の無頼派で､
自由奔放で頭がﾌﾞｯ飛んでいる｡
ﾎﾞｻﾎﾞｻﾙｯｸｽなのに
女性に次々と口説かれ続け､
結婚離婚を繰り返している｡
かたやF氏は長身で引き締まった若々しい体型に､
ｽｰﾂと帽子が定番ｽﾀｲﾙ｡
ｶﾗﾌﾙで目立つﾃﾞｻﾞｲﾝのﾈｸﾀｲが
画家である彼のｾﾝｽを象徴している｡
F氏は最初の離婚後､妻が連れて行った子供達が
帰ってくることも想定して再婚せず､
予想通り戻ってきた子供達と生活を始め
父として立派に子供達を育て上げ､
巣立たせた経歴を持つ｡
このように生き方は対極なのだが
共通面は沢山あって､二人とも60歳超えなのに
年齢を感じさせない｡ｸﾀﾋﾞﾚ感が無い｡
覇気の無い若いｻﾗﾘｰﾏﾝより
よほど元気である｡
私の､＜関心＞ない音､声を聞いても常にｽﾘｰﾋﾟｰ状態の耳が
二人の男性の＜張りのあるﾊﾞﾘﾄﾝの声＞にはﾋﾟｸﾘと反応し､
急激に膨張してﾀﾞﾝﾎﾞになっている｡
＜頭が切れる･勉強ができるの意味ではない＞
＜ﾄｰｸが面白く､人の気をそらさない＞
＜男の色気をそこはかとなく漂わせている＞
などなど･･･｡
そして
＜昭和の男の美学を持っている＞こと｡
なんだかんだ言っても
平成の御世には､昭和にあった美しさがない｡
いい歳になった中年男達も流行り言葉で話し､若作りをし
ﾃﾚﾋﾞの人気者を意識し､
新しい持ち物自慢を得意としている｡
（昭和生まれであってもだ｡）
私が男性に求めるのは＜昭和ﾀﾞﾝﾃﾞｨｽﾞﾑ＞
生き方の美学､町ごとの個性､季節の風物､
文化的な暮らし､きちんとした日本語･･･
それらはみな昭和の終わりと共に
消えてしまったけれど
＜昭和ﾛﾏﾝ＞を根底に抱きつつ
ﾌﾗﾌﾗしているT氏｡
どんなに暑くてもﾈｸﾀｲを締め
＜ｸｰﾙﾋﾞｽﾞ＞などやらないF氏｡
婚活会場などには間違ってもいない二人である｡
私はそんな会場には行かないけれど
この男性達とは親しくなりたい｡
会うごとに刺激を与えてもらって
自分も＜良い女＞に育てて貰えそう･･･
恋愛は親しくなった延長線上にあるもので
神に任せておけばよいのだと､＜昭和の女＞の私は思っている｡
あ､でも神様､
やっぱり私の場合､恋愛よりも＜人脈＞をお願いします｡
婚活よりもとんかつよりも＜人活＞優先で！！（ｳｨﾝｸ）
んだなっ
( ロ_ロ)ゞ
やあっぱ、よか男にゃ～ダンディズムが必要なのぢゃっ
昭和にゃ渋いダンディズムを漂わせたイケメンが生息しとったのう
平成のチャラ男にゃ魅力なしっ
ゲッソリするわい