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運動会が近付くと、毎年思い出す
数年前の出来事があります
確か長女が2年生位の頃。
運動会が終わった後に、
保護者も一緒に子供たちと下校し
歩きながら帰っている道中、
数人の中〜高学年の男子たちも
一緒に近くを歩いていました。
そのうちの1人が、
「あーあ、運動会で白組が負けたの
○○（長女の名前）のせいだ」
と呟いたのが聞こえました。
えっ？どうして？
保護者も本人もいる前で
そんなこと言う
なんて言おう。何か言わなきゃ・・・
と思っているうち、
道を曲がったのか彼ら
は
いなくなっていました。
幸い、本人には聞こえて
いなかったようでしたが
あの時なんて言えば良かったんだろう
と、悶々と反芻する日々。
「ルフィーだったらそんな事
言うかな？カッコ悪いよ」
「人のせいにするのは、スネオや
ジャイアンのやってる事と同じだよ」
みたいに、アニメのキャラを
例に持ち出して話せば良かったかな。
それとも・・・
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少人数学級の小学校、
運動会の一番の目玉イベントは、
全校生参加のバトンリレー
全学年が赤組、白組に分かれ
1年生から順にバトンを繋ぎます。
（コロナ禍で残念ながらここ数年は
開催されなくなってしまいましたが
やはり一番盛り上がる種目）
とはいえ体幹バランスの悪い長女は、
走ることが苦手
なのでハンデをもらって、
通常よりは短い距離を走ることに。
リレーでバトンが回ってきた時、
それまでは白組がリードしていましたが
やはり長女の時になって逆転しました。
その後何度か差が縮まったりしたことも
ありましたが、結局リレーでは
赤組が勝ち
、総合優勝も赤組
確かに、負けるきっかけを作ったのは
長女の走りだなと私も感じていました。
途中でコケたりした子もいたし、
追い抜いた子もいた。だけど、
差が開いたのはあの時だろうな・・・
そんな風に感じてしまうリレーだった
ことは否めません。
私自身がそう思っていたところが
あるからこそ、
負けたのは長女のせいだと呟いた子
に対して、言い返そうとしても
何も言い返せなかった
そんな私の思いはつゆ知らず
「運動会、負けたけど
楽しかったね
」とにこやかな長女。
運動会の目的って何だ
この思いは未だにずっと
持ち続けたままになっています。
（続きます）