映画

『田園に死す』

久しぶりに見ました!




脚本監督 / 寺山修司

1974年の作品



演劇とか音楽とかアングラ
サブカルチャーの方面でも

後に大きな影響を与えた作品らしいです。





見るの

3回目くらいかな。




1番はじめに見たキッカケは


俺が愛してやまない

Raphaelというバンドの

Gt.華月さんが


Q.「好きな映画は?」

という問いに対して

『田園に死す』

って回答してたから。



俺もかなり好きな映画。







ここからは個人的な感想。

(ネタバレ注意よ)



(※主人公)



なんで登場人物

白塗りなの

ってゆー笑



個人的には
チョビひげ白塗りが好き。


イイ味出しとる。笑



そして


物語の途中で

見世物一座(サーカス団)が

出て来るんですが

その名も


『犬神大サーカス』


バンドの

犬神サーカス団は

ここから取ったって話ですね。



あと

R指定の

『帝都に死す』

って曲とか、

MVも、まんまだよね。笑





このサーカス団

物語り中

何度も出て来るし

その中でも


この風船女(体が空気で膨れる)が

よく出て来るんですけど



サーカス団も風船女も

物語には

殆ど関係ないという。笑



とにかく

意味不明なシーンが多くて




理解は全く出来ないんだけど

とりあえず

見てて魅力されるシーンは多い。



この半裸の女性が踊るシーンが

凄く印象に残ったな。



極め付きが


コレね。笑

もはや何なのか。




あとね


やたらと

裸の人がよく出て来る。



性的なシーンも多く

終盤のクライマックス近くでは


主人公の少年が

大人の女性にレ○プされるという

衝撃的な展開。



なんで襲われたのかも

謎。


解釈は人それぞれという。笑



そして


このお婆ちゃん達は

結局何だったのか。


理解は出来ない。




どうにか理解出来る

ストーリーを説明するならば



この映像たちは

映画の中の世界だったんですね。



途中で

白塗りの人とか出て来ない

普通の現実世界のシーンに切り替わり



監督が作っていた

自分の『幼少期』を描いた映画だった事が分かるんですが、

ちょっと美化して作ってしまっていた事に気付き

正しく描こうと

幼少期を回想しようとすると

監督本人も

映画の中に入り込んでる

という映像に。





作品の序盤から

主人公が頻繁に言ってるのが

「母親が口煩い」という事。



映画の中の幼少期の自分と

現実世界の監督(自分)と

その事について話しているうちに


母親を殺す事に。





最初、映画の中の自分に

殺させに行かせるんだけど

殺す事が出来ず、



仕方なく

自分で母親を殺しに行くんだけど


映画の中の母親でさえ

結局、殺す事が出来ない。



そんな自分とは

何なのだろう。






という

お話し。



文章にしても説明がムズい。






ラストシーンは

昔の

新宿の駅前の映像が流れるのですが



1974年以前の新宿って

こんなだったのかー、と。



アルタの場所に

マクドナルドがあったり


今、三井住友銀行のビルが

当時から住友銀行だったり



そのほぼ隣りかな?

にあるみずほ銀行が

おそらく富士銀行だったり



主人公と母親が座っている場所は

おそらく今喫煙所になってるあたり

ですかね。





まー

そんな映画です。



とりあえず

世界観が凄い。独特。





ちなみに

俺の




こういった姿たちというのは

田園に死す

の影響がルーツだったりするのです。





そういった意味でも

色んな人に影響を与えた作品。





好き嫌いは分かれると思うけど



間違いなく

名作。



見て欲しい作品です。

是非に。