会社にDJをやっている社員がいて、話していると楽しいです。
彼との最近の会話を載せます。
僕「(DAPを聴いている彼にタバコ場で)何聴いてるの?」
彼「アナログ音源をマスタリングソフトにかけたやつです」
僕「え?DJもマスタリングするの!??」
彼「はい、アナログはデジタルの音源より音圧(音量)が落ちるので連続してプレイした時に、フロアのテンションが落ちるんですよ。だからアナログを取り込んだ後にマスタリングソフトにかけて音圧を上げたファイルを作ってます。」
僕「すごーい!知らなかった。最近アナログを引っ張り出して来て思うんだけど、デジタルってやっぱギスギスしてるよね」
彼「そうなんすよ。だからDJの中にはデジタル音源をかける時に、回転せてないアナログプレーヤーを置いて、その針が拾った音をデジタルの音にミックスしてプレイする人もいます」
僕「それ!!分かるわー!こないだウォークマンのバイナルプロセッサーっていうアナログの良さを再現する技術のコラムを読んだんだ。それ曰く、アナログの良さはスピーカーから出た音をもう一度針が拾う効果もあるらしいよ。そのために開発者は今聞いた話とまったく同じことをして、レコード針が拾う音を再現して足してるらしい。」
彼「マジっすか。やっぱり同じことを考えるんですね!」
僕「その他にアナログっていうのはサーっていうノイズがあるでしょ?それがスピーカーの初動の動きを良くする準備運動みたいになってるらしい。でウォークマンはそれも再現してるんだって。」
彼「なるほど、確かに無音から音を出すって突っ張りそうですもんね」
僕「高級スピーカーっていうのは、初動の正確性に一番コストをかけているらしいよ。でもノイズを乗せてるとそれを賄っちゃうんだね。音って不思議だね。」
彼「会社でこんな話をできるのchumaさんだけっす笑」
僕「自分も(笑)。僕はYouTubeに音源をアップしたりもしてるんだけど、朝4時台にアップするのが一番音がいいんだよ」
彼「えー?!そんなことあるんすか??」
僕「うん。多分通信が混信していないからだと思う。3時だとまだゲーマーが起きてるからダメなんだよ」
彼「笑笑」
僕「ゲーマーが寝て、世の中が動き出す前の4時台が一番音がいいんだ。これが分かる簡単な方法があってね。アップした時の「あと何分で完了」っていう表示あるでしょ?あれが一番短い時が一番音がいいんだよ」
彼「なるほど、混信がないから通信速度が早くなるんですね」
僕「そうなんだよ、さすが!」
彼「WAVとAIFFの違いとかも気にされますか?」
僕「AIFFは使ったことないけど、WAVは最近音がドタドタして重いな、って思ってる」
彼「そうなんす!それで曲によってはAIFFをかけて圧縮した方がいいっていうのがヨーロッパのDJ界では普通らしいっす。この曲はわざわざMP3にした方がいいよ、っていうのもあるんです」
僕「それ、最近めちゃくちゃ思ったこと!僕は圧縮フォーマットはAACを使ってるんだけど、同じ曲をWAVと、AACの320kbps、256bpsで録って聴いてみたの。
そしたら80sはAACの256kbpsが一番それらしく聴こえた。WAVはやっぱ重すぎるし」
彼「そうなんすよ。聴感上どうか?っていうのはデータとは違うんですよね。
だからわざわざ圧縮した方がいい時があります」
僕「圧縮すると一回カセットテープに録ったみたいに角が取れて、音の馴染が良くなる時があるよね」
彼「そうなんすよー!!
いやマジでこんな話、会社じゃ誰にもできないっす。楽しいっす!」
僕「ミートゥー笑」
こんな感じで楽しく会話しました。
彼と話していると、僕はおかしくなかったんだって思えます(笑)
いや、二人ともおかしいのかもしれないけど 笑笑
話が通じるって幸せですね。
chuma@WDRS