$takuma in New York-ふろうせん

 別府で2湯いただいた翌日が仕事でした。仕事が終わり、そのあとの会食も終わり、解散。普通のサラリーマンなら、さぁ、飲み直すぞ、となりましょうが、そうはいかないのです。ホテルの近辺に温泉があるとは思えないので電車に乗って(笑)別府へ向かいます。今回は「スパポート」を持参し忘れたのが悔やまれます…。
 大分駅を発車した電車の車窓から「温泉」の文字が。あたみ温泉だって? 帰りに確かめてみよう…。
 別府駅に到着し、ウロウロします。駅に近いところで以前訪れたのは、かの有名な竹瓦温泉です。今回は別のところに行ってみようと思い、同じく市営温泉である不老泉にしました。
 日曜日の夜、雨上がり、別府の街、暗い。繁華街はともかく、一本路地に入ったら普通の地方都市の住宅街ですから。数分歩いて不老泉の前に着きました。なんだか大きな建物です。暗いのが残念ですが、古めの鉄筋コンクリート。階上は公民館になっているようです。
 受付で100円を払い、中へ入ります。脱衣所が広いです。昔からおそらく何も変わらないであろう風情です。浴槽は脱衣所から階段を下りていったところにあります。ちょうど0.5階分くらいでしょうか…脱衣所から軽く見下ろす感じです。素っ裸になりその階段を下りていきます。下も広いです。
 日曜の夜もちょうど大河ドラマの時間帯でしたから、ぱらぱらと数名がいるのみ。お湯は…熱いだろうなぁ…。かけ湯をしてみます。うん、熱い。が、十分入れるぞ。透明なお湯に入ります。一日の終わりに熱い湯につかる。いいですね。ぬるくてもいいし、ぬるい方が好きだけど(笑)。街中にある普通の温泉で、100円で入れるわけですから、毎日の終わりに温泉につかれるわけですよね、別府に住むと。しかもちょっと足をのばせばさまざまな温泉があるわけで、泉都に憧れないわけがありません。
 そうこうしていると、同世代のお父さんと小さい女の子が入ってきました。仲良く身体を洗い、湯につかります。憧れます。

不老泉
おとな100えん
別府市中央町7-16
6.5-22.5
別府駅から徒歩数分。駐車場も少しありました。

※あたみ温泉は本当の温泉銭湯のようでした。来年アタックか。
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 鶴寿泉を堪能した身体でもう1湯いただきました。別府駅へ戻るバスは湯どころ鉄輪(かんなわ)を経由します(当然往路もです)。せっかくだから鉄輪に寄っていこう。明礬からバスで10分もかからず着きます。
 バス停から、人気のない温泉街を下っていきます。昼間ならそこかしこから湯煙が漂う鉄輪ですが、この日はすでに日も暮れ、さらには霧が立ちこめていて、「鉄輪らしさ」を感じることなく渋の湯前に到着です。
 数年前訪れたときは、渋の湯の前に「ジモ専温泉」があったはずなんですが、今は再開発されていて、その姿はありません。きれいな公園などもできています。時間があればその先にある「鉄輪むし湯」にも行きたいところですが、今日は渋の湯に。
 数年前までは渋の湯は無料で入れました。…なんということでしょう。泉都・別府、懐が深い…だったのですが、さすがにそういうわけにはいかず(どうせよからぬ輩がいたんでしょう)、100円をコインロッカー代として払い、服を脱ぎ入ります。
 さっき入ってきた鶴寿泉が熱かったからか、渋の湯ではそこまで熱く感じません。ちょっと色がかったお湯です。浴槽の端っこにはお湯を通して油温を下げるという仕組みもあります。
 ここでは地元のおじさまに声をかけられました。意気地なしなんで自分からインタビューはできないのだけど、インタビューされるのはありがたくお受けします(笑)。
 たいていどこでもそうなんだけど、出張のついでに入りに来たというと、まず驚かれ、そして褒められる。それくらいすりゃあええ、と。
 間隔を置かずに2湯入ったため、渋の湯ではそこそこで退散させてもらいました。さっき来た道を上がり、バスターミナルの待合室でバスを待ちます。女子高生たちと訳あり風な(笑)カップルと、わたし。

鉄輪渋の湯
おとな100えん(コインロッカーに荷物を入れて、そこに払います)
別府市鉄輪
別府駅から亀の井バス鉄輪方面ゆきで鉄輪下車
$takuma in New York-かくじゅせん


 ここ数年、年に1度大分に出張しています。予定がタイトで思うように「自由時間」を使えないこともありますが、今年の大分出張はアポなどのない前泊ができたため、あるじは嬉々として(笑)大分のホテルにチェックインしてすぐ出かけていきました。
 大分と別府はご存じの通り隣町。電車で10分ちょっとです。大分に出張される方は別府駅前のビジネスホテルに投宿、というのもよいかも知れないですね。が、あるじは意気地なしなので大分泊。
 別府駅の近くにも温泉はたくさんありますが、まだそれほど時間が遅くなかったので、バスに乗って山のお風呂へ向かいます。別府(大分もだけど)のバスではなんとSuicaが使えます。JRの電車は使えないのに…。
 バスに揺られて約30分、目指す山のお風呂がある「明礬温泉」に到着です。ずっと雨がちでしたが、標高の高い明礬の地は霧に煙っていました。天気がよければ「湯の里」の露天風呂でのんびり、と思っていたんですが、眺望もきかないので、行ったことのない共同浴場に伺うことにしました。
 バス停から急な坂道を下ります。周辺には旅館や民家が点在しています。そんな中にあるのが鶴寿泉。お地蔵さまがおられます。無料という触れ込みでもありますが、お賽銭を払います。地蔵の横でじいさまが湯上がりで涼んでいるので、おっかなびっくりで「こんにちは」と声をかけます。
 中に入るとすぐに脱衣所、そして仕切りもなく浴槽です。電球がちょびっと着いているだけでいい感じです。
 明礬温泉といえば青白い硫黄泉やそれを用いて作る湯の花などで有名なんですが、こちらのお風呂は硫黄泉ではありません。酸性・含鉄—硫酸塩泉とのこと。ちょっと口に含むと「ぎゃー」ってなってしまいます。そして熱い! がんばって入りました…。入れ替わり人が入ってきます。地元の人も入ってきます。挨拶だけはしましたが、それ以外は話はしませんでした…。
 当初は明礬の硫黄泉につかろうと思っていたのでやや思惑外れでしたが、素朴な共同湯を堪能させてもらいました。

明礬温泉 鶴寿泉
別府市明礬3組
お賽銭箱に志を入れましょう
7-20
別府駅西口から亀の井バスAPUゆきなどで明礬下車