「自分」という、
または
「自我」という殻がある。
ある日、その殻を破って
「新しい自分」なんぞを見つけた気分になることがある。
しかし、
ヘビとかトカゲが何度も脱皮を繰り返すように、
やはり、そこにいる「新しい自分」も、
しっかり皮に包まれている。
きっと
いろんなところに「殻」が「皮」がある。
ルールだったり、道徳だったり、概念だったり、
倫理だったり、経済だったり、、、
社会を営むためには、枠組みや線引きが必要だ。
それがあるからこそ、この世界で生きていられる。
でも
それがあるからこそ、
窮屈で、生きづらさも感じてしまう。
ロックに目覚めた頃、
ロックは、若かった日の自分を取り囲む「くだらない」
「退屈な」「常識に囚われた」
日常をぶっ壊してくれる最強兵器のように思っていた。
そんな経緯があるから、
やはり何か「無性にぶっ壊したくなる衝動」は残っているのだけれど、
現在の自分は、社会をぶっ壊すことよりも、
「自分」または「自我」をぶっ壊すことに興味がある。
ただ「ともにある」「あなたとある」
関わり合って生きている
この言葉は「願い」ではあるけれど、
いやいや、まんざら「願い」などではなく、
実に当たり前の、紛れもない真実でもある。
僕らがこの社会で、世界で、関わり合って生きていることに、
大きな喜びと誇りを持ちながら胸を張って歌いたい。
かつてビッグエッグと呼ばれた会場で、
殻を破って、空になって、
ロックで、音楽で、
僕らが「関わり合っている」ことを実感したい。
櫻井和寿
2025年1月29日配信開始
公式MVです。 ↓ ↓
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作詞:櫻井和寿
作曲:小林武史
「考えるより先に身体が反応してた」
そんな少し奇妙な経験に胸がザワつく
教わってきたことなんかじゃなく
そのための準備なんてひとつもしてなくても
「最初から備わってた」ような感覚がしたから
殻を破ってうまれた
不思議な瞬間
固くなった頭に
別の宇宙を示している
凄まじい物量で情報は飛び交っている
刺激に慣らされて 大抵は何も感じない
昨日まで正義だったものは
ただのキレイゴト 利権に塗れた嘘
陰謀論を擦り合う
ご都合主義ポジショントーク
折り重なった「事情」に
目を塞がれて
「誰が儲かった?」
最後はそこに帰結した
殻を破ってうまれた
次の宇宙にも
また違った「果て」がある
終わりはないんだろうけど
不気味に畝る波 巨大な夜の海
灯台の灯りが 遠くを照らしている
君に見えるだろうか?
真っ直ぐな その光
消さずにいれるだろうか?
辿り着けるだろうか?
何の意味を持って生まれた?
その問いにこそ もう意味はない
ただ「ともにある」「あなたとある」
関わり合って生きている
誰もが皆
空になって ららら...
いつか殻を破って ららら...
生まれては消えてゆく
そんな繰り返しの
輪の中に僕はいて
君と重なってる
この出会いの「ありがとう」は
誰に伝えればいい?
この出会いできっと少し未来は変わるだろう
変わるだろう
変わるだろう
変わるだろう
