映画「バケモノの子」主題歌

 

 

 

 

恐怖や不安を元に

頭の中で大きくなっていく感情を “ モンスター ” にたとえ

それに打ち勝っていく姿を

ドラマティックなメロディで描き出した曲。

 

 

 

「こんな曲」がお蔵入り寸前だった・・・

世の中に出ることなく

知らないままだったかもしれない曲

何があるか分からないものですね・・・

 

 

 

しかも『 足音 ~ Be Strong 』と

 

「原型は同じ

 元々は一つの曲

 双子みたいな曲

 かといって、この二つが似ているかというと

 そういうことでもない。                            」

 

 

 

 

 

その人は今静かに歌い始める

何度も歌ってきた歌を

なのにどこか新しい自分を感じて

 

何度も歌ってきた歌は決して変わらないものではなく

それすらも変わっていくもの。

飽きもせず、懲りもせず、それでも考え過ぎずに

鼻歌なんかみたいに気軽に口ずさんでみれば

それは新しい世界を切り開くきっかけに

もしかしたらなるのかもしれない、と。

 

希望でもなんでもないのだけれど

限りなく希望に近い

でも希望じゃないヒントを僕らにくれる。

“ もしかしたら… ” を与えてくれる

 

なにかを諦めてしまうことは、

どこか違うような気もしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公式ライブ映像です。 ↓ ↓

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

作詞:桜井和寿 

作曲:桜井和寿

 

 

肥大したモンスターの頭を
隠し持った散弾銃で仕留める
今度こそ 躊躇などせずに
その引き金を引きたい

あいつの正体は虚栄心?
失敗を恐れる恐怖心?
持ち上げられ 浮き足立って
膨れ上がった自尊心?

さぁ 乱れた呼吸を整え
指先に意識を集めていく

僕だけが行ける世界で銃声が轟く
眩い 儚い 閃光が駆けていった
「何かが終わり また何かが始まるんだ」
そう きっとその光は僕にそう叫んでる

追い詰めたモンスターの目の奥に
孤独と純粋さを見付ける
捨てられた子猫みたいに
身体を丸め怯えてる

あぁ このままロープで繋いで
飼い慣らしてくことが出来たなら

いくつもの選択肢と可能性に囲まれ
探してた 望んでた ものがぼやけていく
「何かが生まれ また何かが死んでいくんだ」
そう きっとそこからは逃げられはしないだろう

穏やか過ぎる夕暮れ
真夜中の静寂
またモンスターが暴れだす
僕はそうっと息を殺し
弾倉に弾を込める
この静かな殺気を感づかれちまわぬように

今日も 僕だけが行ける世界で銃声が轟く
眩い 儚い 閃光が駆けていった
「何かが終わり また何かが始まるんだ」
こうしてずっと この世界は廻ってる
「何かが終わり また何かが始まるんだ」
きっと きっと