仮のタイトルは「 ラララ2 」

 

アルバム『 DISCOVERY 』に収録されている

「 ラララ 」の兄弟みたいな存在ですね。

 

 

 

懐かしさや温かみのあるメロディーが展開され

そのメロディーに寄り添ったバンドサウンドやボーカルが

曲の心地良さを引き立てています。

 

 

 

様々な人との関わりと、それから得た想いがセットで綴られ

聴いているだけで心が落ち着くような

優しさを持った曲で

まるで短編集のような

何人かの主人公が登場します。

 

 

 

アコースティックギター3本を使ったのイントロ

曲もカントリー調で

このままアコースティックギターのみなのかなと思っていると

2番からはエレキギターが入ってきて

そして3番、フリーズの所で!? 

爽やかだった曲に突然呻き声のような大きな音が! 

エレキギターを思いっきりかき鳴らしています。

ちょっと意表を突かれたアレンジ

そこに登場する二人の関係の歪み具合・・・。

 

 

 

 

 

小田和正さんとテレビ番組を通して

「 パノラマの街 」

という曲を共作し

そちらにはラストに大サビもあります。

 

「 パノラマの街 」というのは

もともとは桜井さんが制作した

この「 ラララ2 」が原型で

 

今回の『 街の風景 』は

「 ラララ2 」をMr.Childrenとして完成させた感じで

「 パノラマの街 」と比べると

『 街の風景 』の方が優しい雰囲気の

より日常の風景ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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作詞:桜井和寿 

作曲:桜井和寿

 

 

その女性(ひと)は今足早に歩き始める
いつもとおんなじ通りを
なのに どこか新しい自分を感じて

昨日職場で言われた何気ない言葉
だけどちょっぴり優しくて
ひとりぼっちじゃないこと噛み締めてた

このまま
柔らかい気持ちが
このまま
胸に溢れてきたら
迷いや疑いややっかみは
口元を緩めるかな?

できるなら
汚れない心で
できるなら
嘘のない言葉で
自分や他人やこの世の中と
ちゃんと向き合っていきたい

ラララララララって笑って...
ラララララララって歌って...

そんなこと
考えて歩く昼下がり

あの作家は今原稿とにらめっこしてる
やっとのこと書き上げた物語が
ひどく退屈に感じて

なんの気無しにペンを走らせて書いた
若かりし日の作品が
恨めしいほど自分を型にはめてく

このまま
時間だけが過ぎて
このまま
自分を越えられずに
自信やアイデアや情熱は
痩せ細っていくのだろう

できるなら
何もとらわれずに
できるなら
何もこだわらずに
笑いや涙や大きな希望を
見事に描きあげたい

ラララララララって笑って...
ラララララララって歌って...

そんなこと
考えタバコに火をつける

そして僕は今君の帰りを待っている
昨日途中で終わらせた
話し合いの続きが僕らにはある

昨夜深くまで険悪な雰囲気のまま
2つの主張は平行線
もう熱はなく フリーズして動かない

このまま
甘い幻想は醒めて
このまま
現実に飲み込まれて
若さや不器用や正直は
次第に鼻についてくるだろう

できるなら
おおらかな愛で
できるなら
優しい眼差しで
やっと見付けた愛すべき人の
手を取ってずっと生きていたい

ラララララララって笑って...
ラララララララって歌って...

そんなこと
考えて今君を待ってる

ラララララララって笑って...
ラララララララって歌って...

そんな日々が
ずっと続いていくなら