仮タイトルは「環七での危険な遭遇」
仮タイトルが示す通りに?
軽いノリで作られたような曲ですね。
当初はJENさんに歌わせるつもりで
作っていたそうなんですが、
でも作っているうちに愛着が湧いてしまい
結局は桜井さん自身が歌うことになりました。
雨音をキーボードで表現して
サラリーマンの心模様を描いた
ラテン・フレーバーをちりばめた曲。
「もしも、ジェンがサラリーマンだったら・・・」
というテーマで
うだつのあがらない若いサラリーマンの日常がテーマの
軽いタッチのポップス。
歌詞は結構ステレオタイプだったりしますが
肩に力が入ってない分、サラリと聴けて
控えめながらエッジの効いたギターのカッティングや
あえて隙間を強調したようなサウンドも効果的ですね。
“ 上司に愚痴言われるうちが「花」だって言うから ”
という歌詞で
実際は「花」ではなく「華」なのに
この主人公は「花」と勘違いしているので
続きの歌詞で “ いっそ可憐に咲き誇ろうかと思うよ ”
と、わざとそういう人物像を作って
笑ってもらおうということだそうです。
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作詞:桜井和寿
作曲:桜井和寿・小林武史
単調な生活を繰り返すだけ
そんな毎日もいいさ
親友との約束もキャンセルして
部屋でナイターを見よう
あの娘が出て行ったのは もう3か月前
淡い想い出だけを ほのかに残して
涙もない 言葉もでない
あっけない結末
あれほど燃え上がってた二人が嘘みたい
最近じゃ グラマーな娘に
滅法弱い
男ってこんなもんさ
新人のマリちゃんに言い寄っても
まるで手応えが無い
不景気のあおり受けて
社内のムードは
緊迫してるから 僕一人が浮いてる
上司に愚痴言われるうちが
「花」だって言うから
いっそ可憐に咲き誇ろうかと思うよ ああ
もうちょっと もうちょっと
頑張ってみるから
ねえもっと ねえもっと
いい事があるかな
今日は雨降りでも いつの日にか
「お前って暗い奴」そう言われてる
幼少の頃からさ
1D K 狛江のアパートには
2羽のインコを飼う ああ
たまに実家に帰れば
真面目な顔して
出来損ないの僕に母親は繰り返す
「生きているうち孫を抱きたい」
それもわかる気がする
なるべくいい娘探したいって
思っちゃいるけど ああ
もうちょっと もうちょっと
僕を信じてみて
こうなっちゃ こうなっちゃ
後戻りできない
イメージはいつでも 雨のち晴れ
優秀な人材と勘違いされ
あの日の僕はただ
過酷なしがらみを
掻き分けては
頭を下げていた
若さで乗り切れるのも 今年ぐらいだね
この先どうなるのかなんて 誰もわからない
その日暮し
楽しく生きりゃいいのかもしれないね
そんな事思いながらも また日が暮れる ああ
もういいや もういいや
疲れ果てちまった
そう言って そう言って
ここまで来たじゃないか
今日は雨降りでも
いつの日にか
もうちょっと もうちょっと
頑張ってみるから
ねえもっと ねえもっと
いい事があるかな
イメージはいつでも
雨のち晴れ いつの日にか 虹を渡ろう