イントロのストリングスが綺麗で

その美しい曲調に

苦痛、不安、孤独、寂しさ

そのような気持ちを託した歌詞が当てはめられています。

 

 

 

 

” もし『 Sign 』のあとにシングルを出すとしたら

  どんな曲を出すのかな? ”

 

という時に、思い浮かんでいた曲らしいですが、

その時よりシンプルなアレンジになったそうです。

 

 

 

 

 

この曲の中の「キャンディー」は何かの比喩ですよね?

なんでこのアイテムが出てきたんでしょう?

 

 

「なんででしょうねぇ・・・・・・

   でも、音譜が余ってたから

 ” 何か言葉を入れなきゃ ”

 ってことだったような気がします(笑)。

 

 そうやって無理矢理に埋めたらすごく良かった。

 べつに言いたいことはなかったのに

 埋めたみたら

 ” おー、すごいことを言ってる! ”

 ってこともあるので。              

 

 例えばこれが、18歳の男の子の事か、

 一回恋することとかあきらめた男の事なのかによって

 全然違ってくるとは思うんですけどね。

 でもこの場合、

 恋することをあきらめた男が

 口にするキャンディーだからこそ 

 深さと味わいがあると思って

 書いてて恥ずかしくもなかったんですけど。

 

 これがもし、

 キャンディー = 恋心

 とか、モロにそう思ってこの言葉使ってたとしたら

 書けなかったでしょうけど(笑)。        」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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実際の歌詞カードです。 ↓ ↓

 

 

 

 

作詞:桜井和寿

作曲:桜井和寿

 

 

「あきらめよ」と諭す回路に 君がそっと侵入してきて
何食わぬ顔で 夢をチラつかす
上手に包んで仕舞ったものが「飛び出したい」と疼いてる
痛い記憶を最後に寝たふりしていたくせに

柄でもないけど 会えると嬉しいよ
悩んだ末に想いを飲み込む日々
ほろ苦いキャンディーが まだ胸のポケットにあった
気付かせたのは君

多くの事を求め過ぎて 出来るだけ側に居たくて
そんなことをしてる間に息が詰まる
大抵 人はこんな感じで大事なもんを失うんだろう
そして凝りもせず 君を欲しがってる

みっともないけど すべてが愛しいよ
ふと夕暮れに孤独が爆発する
甘酸っぱいキャンディーが 僕の胸のポケットにあるんだ
君が食べておくれ

昨日の夜 いつもの偏頭痛が僕を襲って 飲み込むタブレット
やけに会いたくて 声が聞きたくなって

みっともないけど すべてが愛しいよ
ひとり夜更けに 孤独が爆発する
ほろ苦いキャンディーが まだ胸のポケットにあった
ただ ひとつだけ
甘酸っぱいキャンディーが まだ胸のポケットにあるんだ
君が食べておくれ