今日1日かじりついていて、

レポートは骨の部分はほぼ出来たと思う・・・

後は読み返して修正することと、

補足を作ったらOK?\(^ ^)/ バンザーイ

っと、喜ぶのはまだ早いか・・・・?


夏ですね?

雷はまだなりませんが、もうそろそろ梅雨明けですか?

早く明けてケロッ!


夏といえば海

海は大好物なので数々の思い出がございます。



ふと思い出した・・・・怖かった夏・・・



あれは、仕事を始めて間もなくの頃だったと思うから、

20代前半だったと思う・・・・

海には毎年行くけれど、微妙に行くメンバーは変わっていく。

その頃私には好きな男がいた。

10代の頃から単純に好きだった。

時々会ってはいたが他には何も望まなかった。

なので私は相変わらず別のみんなとワイワイ遊んでいた。



そんな流れでその日も仲良しで急遽海に行くことが決定した。

仕事を終えた私を迎えに来たのは、最近良く見る

知り合って間が無いN(名前は忘れまたので名無しの権兵衛のN)

私を一旦家まで連れて帰ってくれ、海に行く準備をしてNの家に行く。

そして朝4時ぐらいに出発の段取り、みんなとは海で待ち合わせ。



とりあえず近所でご飯を食べNの家へ・・・

N、たぶん私より8つぐらい年上だったか?

軽い調子の毒にも薬にもならないようなタイプ?

「とりあえずシャワーでも浴びたら?」

「そして一眠りした方がいいよ」

下心があるんだか無いんだかNはそう云った。

ふーーーーん、ちょっと考えて私はシャワーを浴びに行った。

下心があろうと無かろうと汗で粘つく体が嫌だったから・・・

すっきりした私はNが貸してくれ紺色のバスローブに着替え、

それから二人で明日の海の事なんか話してた。



ピンポーーーーン!


??!!


「誰か来たんじゃないの?」・・・私


怪訝そうに玄関に向かったNは、ちょっと血相を変えて戻ってきた。



あたふたしている・・・・落ち着きがない・・・・・・・

ウロウロしながら考えついたことは、



とにかく明りを消して、私にはじっと静かにしていろと、

そして自分はあっという間にベランダの雨どいを伝って下へ降り、

どこかへ消えていった(ここは2階!なんてヤツ!!)


┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~


あきれた私は、そんな風にNを慌てさせた元が何なのか、

確認しようと玄関のドアの穴を覗いた。


やっぱり女だ・・・長い髪が見えた・・・・・


ともかく相手が帰るまでじっとしていようとベッドルームに戻った時、




ガッシャーーーン!!!


窓ガラスの割れた音!

きっと玄関脇の部屋の窓ガラスを割ったに違いない・・・

うわっ!尋常じゃないですぜっ!!




やばいっ!


私は素足の儘ベランダの壁に身を隠した。

体がガタガタ震えてきた・・・・

こんな風に自分の体が震えるのを初めて感じた。

どうか見つかりませんように・・・・・・ガタガタガタ・・・・・







願いは虚しく・・・・女はまるで雲の上を歩いているみたいに

フワリとベランダに出てきた・・・・

まっすぐ空を見ている・・まるで夢遊病者のように・・・・

月明かりに見える肌は青白く長い茶色の髪、

ハーフみたいなその横顔・・・・・この女・・私知っている・・・・

その目がすーーっと動いて私を見つめた、

「あなたはだあれ?」

女の右手からは血がたらたらとしたっている・・・

きっと窓ガラスを割った時に傷ついたんだ。



「なんだなんだ!いったいどうしたんだ!!」


その時逃げ出したNがシレッとした顔で玄関から帰ってきた。

(こいつっ!(" ̄д ̄)けっ!)


この血はどうしたんだとか?

なぜ玄関脇の部屋の窓ガラスが割れてるんだとか・

君(女)はいったいココで何をしてるんだとか?


しらじらしく何かわめいていたけど、

これ以上茶番に付き合うつもりの無い私は、

さっさと服を着替え、後はお二人でどうぞ・・・と、

タクシーに乗って家に帰った。

せっかくの楽しい海はこれでおじゃん!



で、終わりだったらまだよし・・・・


その夜、そのから電話がかかった。

何?Nのバカヤロウが電話番号を教えたらしい。

自分達が何の関係もないことを話してくれってなんちゅうヤツや

はクドクドと・・・

「私達はつらい恋をしているの・・だから邪魔はしないで」

と繰り返した。

私には全く邪魔をするつもりはないと何度も答えたが、

わかってもらえなかったみたい・・・・・・?



休日明け、は私の会社にも訪ねてきた。

そして、喫茶店でまたクドクドと同じ事を言われた。



とどのつまりはこうだ。

Nもも結婚していて、W不倫だったらしい・・・

(Nは別居中で離婚調停中?)

いわく長くつらい恋をしていて、

お互いに別れて一緒になろうということだったみたいだけど、

はっきり云ってNはよく遊んでいたし、

も仕事がらみもあってそうすんなり別れるわけにもいかない。

そこへこんな事件が勃発したのだ。



それっきりNには会ったことがない。

は知っている・・・モデルクラブだか人材派遣だかやってる人だ。

それからも、色んなところで偶然会う。

でも、彼女が私の事を覚えているのかどうかは、

その無表情からは推測できない。



その夜月明かりの中でみた夢遊病者の表情は、

彼女のいつもの顔だった・・・・


そんな表情をして日々を生きたくないと私は思った。