こんにちは。今日から9月です✨

9月最初の週は、電話相談件数が毎年増加し、実は相談員たちは注意月と呼んでいます。

その理由は、長い夏休みを終えて新学期に学校へ行くのが辛く、休んでしまったという学生やご家族からの相談が多くなる月だからです。

環境が、家庭の自由さから学校へと変わるこの季節、学生にとっては切り替えが辛い時期でもあるようです。

日本では、年々不登校が深刻化しています。

インターネットなどによるコミュニケーションストレスや、集団社会の同調圧力に疲れや違和感を感じ、馴染めなくなる若者も多いようです。

元々は正しい情報の普及や共有目的のインターネットですが、オリンピック時の選手への誹謗中傷がかつてないほど問題になるなど、使う側の人や、書き込み内容への配慮が培われていかなければ、ネットによるストレスやトラブルが後を絶たない社会になってしまうと感じ、電話相談もなくならないでしょう。

日本での社会生活、特に学校生活は、窮屈だと感じやすいのでしょうか・・。

ネパールの留学生たちを見ていると、授業態度はともかく、出席率はほぼ全員100パーセントで、不登校という言葉には縁がなさそうな様子です。

さらに、少しくらい体調が悪くても、登校する学生たちがほとんどで、彼らに会うと、こちらもシンプルな元気をもらっているような気持ちになります。

シンプルさとは、ネパール学生たちは、片言の日本語で、気持ちを正直に話す事が多いと感じられるところです。

日本人は、あまり気持ちを言葉にしません。この感覚は、中国人留学生とも似ているように思います。

日本語授業にあまりついて来られなかった中国人留学生の何人かは、新学期前に退学し、帰国しました。

富裕層の中国人留学生たちの様子からは、漠然とした留学動機で、学校に馴染めないと、不登校まではいかないけれど、休みがちになる傾向があります。内へ、内へとこもっていくような・・。

心の健康具合を考えると、先進国の方が不健康で、比較的シンプルな生活をしている国の方が、健康的だったりするようです。

真の豊かさ、ネット環境、若者を取り巻く環境のストレス・・・色々考えさせられます。

不登校生の多い国、少ない国と豊かさと