現代っ子もおふくろの味 | ザッツ!談

現代っ子もおふくろの味

手作りハンバーグが好き 農林中金、子供の食調査
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/keizai/20050216/20050216a2670.html

おふくろの味。おふくろの味で思い出すのが、味噌汁。どこの家庭でも微妙に味が違うのが味噌汁。味噌汁の味にそんな思いを持つ人は少なくないだろう。うちの母の味噌汁もまた特別だ。赤出汁で上澄みがほとんどないくらい濃くて塩辛かった、味噌汁はなんてまずい食べ物だろう、これは試練に違いない。そう思った。

記事にもあったがハンバーグもやはりおふくろの味としては代表的だろう。子供が喜ぶ形にしたり、ケチャップで顔を書いたりする気が利いたお母さんも少なくないだろう。うちの母がハンバーグに挑戦したのは自分が中学生になった頃だった。最初は裏側が真っ黒にこげた失敗作だった。その後、食べたハンバーグもずっと裏側は真っ黒だった。

食事の風景にも思い出がある。どこの家庭でも、お母さんのマジックで登場する様々なおかずの話題で盛り上がることは少なくないだろう。うちの母はチャレンジャーだった。冷蔵庫の奥や野菜箱の奥で忘れられていた食材をそのまま使って食卓に出す。「ヘンな味するで」「そんわけないやん」「食べてみ」「あ、あかんわこれ」珍しくない会話だった。

家族の間で人気の食べ物というのもある。家族みんなが好きなものを買って食卓に出したときに笑顔が並ぶ家庭は少なくないだろう。「おいしいねコレ」は危険な言葉だった。その一言がその後1年にわたり同じモノを食べる羽目に陥る。インスタントラーメンなら「本中華」、おやつは「ココナツサブレ」どちらも2度と食べたくない。

料理のうまい母さんは子供にとっては自慢だ。ご飯が楽しみなのはシアワセなことである。うちの母は料理教室で先生をやっている。なぜそうなったかは未だ謎である。オレンジページをぱらぱらめくって一番簡単そうなレシピを書き写して、一度も作りもせずにそれを翌日教室で教える。いいのかそれで。

子供の頃、給食や他所んちで食べるご飯はなんておいしいんだろうと思っていた。でもまあ、おふくろの味であることには間違いない。思い出もまだまだいっぱいある。マイペースの母なのだ。