新紙幣発行 | ザッツ!談

新紙幣発行

日銀、1日新紙幣発行 20年ぶり、旧札も有効 ?
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さて、新紙幣が登場する。1万円、5千円、千円札が新しくなる。といってもこれまでのも使えるから、事実上1万円、5千円、千円札が2種類ずつ混在した状態になる。2千円札だってこれまで一度しか手にしたことのない自分はちょっとドキドキ。

新紙幣発行の一番の目的はいちおう景気対策。心理的にお金に対する興味を高める。新紙幣が出回りはじめた直後はお金のやり取りに対して純粋な目的だけでなく楽しみ的な気分を誘発させることができる。おけやが・・みたいで、せこい発想だけど。それがいいと思ってるんならそうなんだろう。

で、そのほかにも後付の目的がいろいろあるけど代表的なのが経済効果と紙幣偽造防止策。どうにも日本人はなにかをやるときに、いろいろ効果を後付したがる。きっかけはひとつ、それが目的なんだからスッパリ言い切ればいいのに。

でも、目的がひとつだと、それが達成できないときに困るから、その時のためにいろいろ用意しておいて何割達成みたいな言い訳をできるようにしておきたいのだ。そうじゃない、最初の目的が達成できなければそれは失敗。失敗の一番の原因は目的が間違っていたということ。

経済効果については地震予知のハルマゲドン評論家と同じなので気にしないでおいて、紙幣偽造防止対策についてはつっこみたい。国内で見つかった偽札は98年に800枚程度、今年は半年で1万4000枚を越えているという。

なるほど増えてるけど、だからといって莫大なコストをかけて紙幣を印刷し、日本中のATMや自動販売機などに対応させるコストと比べればあまりに小さな金額である。紙幣偽造防止対策ということであれば他の手段ではけなかったのか。

日本の紙幣は印刷レベルが高く、偽造しにくい。偽造紙幣の多くはカラーコピーなどの程度の低い犯罪が多く、組織的に精巧な偽札造りが行われた犯罪はあまり聞かない。田舎のたばこやの自販機やばあちゃんのやってる小売店でごまかすようなせこい犯罪。

小売店側も偽札による被害を問題視していない。海外、とくにアジアエリアの小売店では小規模な店でも偽札発見器を常備しているところが多い。ところが日本ではそうした設備を導入していない。つまり問題と考える数ではないと考えられているからだ。

品質の低い偽札が多いのだから、偽札発見器を小売店などに普及させることのほうが、防止対策としては低コストで効果的のはず。大体、旧札もそのまま混在して利用できるなら、今ある偽札問題に対してはなんの解決にもならない。

景気対策としての効果もなんだかイマイチだし、結局理由は何だっていい、とにかく新札を発行したいんだって人がいるからというのが真実に近い。

ダレか偉い人が「俺の時代に新札を発行したんだ。俺だよ。俺がやたんだ。(エライでちょ!)」という自慢を老後の楽しみに(教科書にも載るし)したいからなんじゃないのぉって思えてくる。

新札発行なんていっても、地方の利用率の低い立派な体育館建てたりするのや、いらないエキスポをやりたがるのと同レベル。 なのか。