先日、お伝えした「ちょっと不思議な話」です。
これは、松尾神楽の元楽長のSおっさのから聞いた話で、彼が経験した話です。
ちょっと、オカルトチックな内容です。(本当にちょっとだけですが・・・・)
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11月の初めのことですが、Sおっさんが庭で仕事をしていたら
近所の広場に、貸し切りバスが止まったそうです。
中には、中年の男女6,7人がおり、ぞろぞろ降りてきて回りをキョロキョロしだしました。
ちょっと怪しいなあと感じたSおっさんは、その人達に、
「あんたどう、どげぇしたんな?」と声をかけると、
その中の一人が、
「ここは、三重町松尾ですか? ここにお城はありませんか?」
と聞いてきたそうです。
確かに、むかーし昔に松尾にお城があったので、
「今はねーけど、昔はあった。 でも城跡があるわけでもねーし、観て回るもんは何にもねーよ。」
と答えましたが、
その集団の人は、
「それでも良いので、どこにあるか教えてください。」
と・・・。
Sおっさんは、不思議に思いながら、紙に地図を書いて教えてあげたそうです。
この松尾の城は、城山神社(松尾神楽の所属神社)のすぐ山の上にあったそうですが、
まず観光で訪れる人は皆無です。 ましてや三重町の人でも城があったなんて
ほとんど知らないと思います。
しばらくして、どうしてもその集団が気になったSおっさんは、
後を追いかけたそうです。
なんせ、城山神社に行くには、県道から小さなわき道へ入って、林道を登って行かないと
たどり着けないので、道に迷うだろうし、貸し切りバスじゃ、まず林道を登れません。
案の定、その集団たちは、県道を戻り過ぎたところで迷っていました。
Sおっさんは、自分のミニバンにその人達を乗せて上げ、城山に向かいました。
そして城山神社に着き、Sおっさんが、
「お城の跡は、この神社の山の上にあるで。 じゃーけんど、こっからお城の跡は
まで行くのは大変でぇ。」
と伝えると、
「お城の近くまで来たので、ここで良いです。 神社にお参りをしても宜しいですか?」
と言ったので、
「そりゃあ、構わんけど・・・・」
と答えましたが、お城に用事があったんじゃないの?と不思議に思っていたら、
その集団の人達は、神社の舞殿で、それはそれは立派な祝詞をあげだし、
本格的な所作で、お参りをしたそうです。
そして、その中の一人の女性が、お参り中、急にしくしくと泣き出し、
手帳に何か書き出したそうです。
お参りが終わり、あまりにも不思議な集団なんで、Sおっさんが
「あんたどうは、何者なんですか?」
と聞くと、
「実は、四国のとある神社から来た者で、鹿児島から神社などをお参りしながら
ずーっと北上してきましたが、途中、鹿児島のある場所で、
この大分県の三重町松尾のお城のことを知り、ここまで着ました」
と、名刺を差し出しました。
(その名刺は僕も見ましたが、四国の神官さんでした。和紙で作った立派な名刺です)
そして、どうしてこのお城を知ったかというと、
途中、鹿児島で夢枕に、お姫様が立ち、
「600年ほど前に、豊後の松尾の城からこの薩摩へ連れて来られ、山に埋められました。
どうしても松尾に帰りたい」
と告げそうです。
神官さんたちが調べていると確かに大分県に松尾があるとわかり
ここまで、着たそうです。
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とまあ、こんな内容のお話です。
神官さんたちの話が、真実かどうか僕にはわかりません。
少なくとも、四国の神官さんたちがわざわざ観光地でもなんでもないこの松尾に
来て、ドッキリなんてありえないですしね。
ましてや、お城があったなんて知る由もないだろうし・・・。