このかわいいグレイ(白馬)はラボリオRaboliot、
私のお気に入りの馬です。
天使のようなお目めをしていますが、
案外、自己主張が強く
ものすごく乗馬の経験のある人でも、
うまくあやつらないと、
突然とんでもない勢いで疾走するいたずら小僧。
私もはじめは緊張のあまり心臓ドキドキ、
呼吸をするのを忘れるくらい、
硬直してしまったけれど、
次第に息が合って、
今はちゃんと言う事を聞いてくれて
仲良しこよしの間柄です。
私はいつも同じ馬場や場所で
乗馬をするわけではなく、
スケジュールが合わず、
しばらくこの馬場に来られなかったのですが
先日、ラボリオのいるこの馬場に行きました。
私のこと、覚えていてくれるかなあ、と近づき、
撫でなでしながら、しばらく話しかけていると、
ピン!と来たのがわかりました。
やった〜、私のこと、覚えてくれている〜
とっても充実した楽しい乗馬ができました。
相変わらず写真を撮られるのは嫌で、
なかなかポーズを取ってくれませんが。
あとで丁寧にブラッシングをしてあげたら、
気持ち良さそうにじっと大人しく立っていました。
私のこのバカ笑いした顔、お恥ずかしいですが、
やはり本当に心の底から楽しんでいると、
作り笑いにはならないのですね。
馬場には動物好きな人が多いので、
犬や猫にも良く出会います。
今回はこの人懐っこい猫ちゃんに会いました。
私の行くところへずっと付いてくるんです。
控え室に行ってもこの通り。
じっと私をみつめて...。
だっこもさせてくれるし、
部屋の中を移動したら、
その方向へ猫ちゃんも移動。
私はどちらかと言うと犬派なのですが、
このニャンコには気に入られたようです。
この控え室は人の出入りが激しく、
靴やジャケットに付いた泥やワラで
なかなか清潔に保つ事は難しいのですが
この半分壊れかけたアンティークというか
ヴィンテージの家具を今もふる活用し
良く見たら壁には表彰状や馬の絵画がかかっていて
この気取らない、
でもさりげなく歴史の重みさえも感じる
何とも言えない味のある雰囲気が好きですね。
また、この馬場を経営しているのはシスターです。
シスターと言えば、モナリザのような笑みを浮かべ
オードリー・ベップバーンが演じた
清楚なシスターを思い浮かべそうですが
ここのシスターはボーっとしていたら
叱られそうなコワイお方。
馬場を経営するだけでなく乗馬も教えているので、
泥まみれになっても平気な姿でしか
お会いしたことがありません。
でもその心はこの上なく清く尊敬すべく
馬をはじめ、動物を上手に大切に飼育し
ボランティアや寄付金をもとに
身体障碍者の子供たちのための
乗馬レッスンも行なっています。
その長年のボランティアサービスへの
献身ぶりが讃えられ
2015年にはエリザベス女王から
The Queen's Awardクイーンズ・アワードを
受賞しています。
シスター・メアリージョイ、すばらしい
帰り支度をしながら、もう年末、
乗馬を習い始めたのは、
たしか新年明けてからだったなあ〜
と考えていたら、何とそれは
19年前のことだったことに気づきました〜

私はスポーツ音痴なのかもしれない、
と思うことさえあったのに、
乗馬と出会ったお陰で世界が一気に開けました。
馬と出会えたことに、本当に感謝しています。
心から楽しめるスポーツに出会い、
益々馬が大好きになりました。
乗馬は気取った印象があるかもしれないけれど
私自身、性格上、そういうのは苦手なせいか
私の周りの人は皆、気さくな人ばかりで
乗馬を通して心の通じ合う真の友達が
沢山できました、
自然の中を乗馬しながら、
四季の美しさを味わう喜びも知りました。
また健康にはもちろん良いし
10年かかったけど、
乗馬を始めて2センチ身長が伸びました

楽しみながら、姿勢が良くなって一石二鳥。
イギリスにしっかりと根を下ろすことができたのも
乗馬のお陰だと言っても過言ではないくらいです。
馬場を出て、帰りの地下鉄に乗った私は
きっと馬臭く
回りの方々にご迷惑をかけているかもしれませんが
私の乗馬ブーツや乗馬用の鞭を目にして
『乗馬して来たの?』
『どこで乗ってるの?』
と暖かく声をかけて下さる方もいらっしゃいます。
乗馬用の帽子をかぶった後は
髪の毛がクチャクチャになるので
恥ずかしいのですが、
気分はすっきり、この幸せを噛み締めながら、
明日への活力が湧いてきました。
やはりライフワークバランス、大切ですね。














