題名は"Oh What a Lovely War"
『なんて戦争って素晴らしい』と訳せばいいのでしょうか。
イギリスらしく、もちろん皮肉です。
理由がなんであれ、戦争を続ければ膨大な数の死傷者が出るだけだ
と言うメッセージを訴えるミュージカルでした。

(イメージはstratfordeast.comより)
マチネだったせいか、周りを見るとお年寄りばかり

私の隣りに座った二人のおばさまは気さくに話しかけてきました。
2年前、オリンピック会場だったStratfordストラッドフォードにある、
ちっちゃな劇場なので、地元の人しか来ないのかと思ったけれど、
イギリス南東にあるSurreyサリーから長距離バスでやって来たとか。
私の母は時々、戦時中の歌を歌う事があったけれど、
このおばさま達も他のご年配の観客と一緒に
戦時中、イギリスで歌われた曲を口ずさんていました。
休憩時間になると、おばさま達ともっと話に花が咲きました。
『頬が本当にツルツルね!』と顔まで撫でられてしまいました

日本人とこれほど話したことがなかったようで、
すごく私に興味があったみたい。
おばさま達はご主人に先立たれ、とっても良い主人だった、
と二人とも笑みを浮かべながら話して下さいました。
また、子供達のこと、孫達のこと、
どこを手術したとか、しないとか...

今、イギリス全域で洪水被害に悩まされていますが、
幸運にもおば様たちのおうちは大丈夫らしい。
日本が大雪に見舞われたこともご存じでした、スゴイ

ミュージカルが終わり、席を立ったら
日本人のおばさま達のように背が低かった

また化粧室でもバッタリ出会ったら、
『気を付けてお帰りなさいね。』
とニッコリ私に微笑みかけて、ギューッと私の手を握りました。
何だか、イギリスで母に再会したような、そんな錯覚に陥りました。
ミュージカルは良かったけれど、
このおばさま達との出会いの方がもっと感動的でした。

マチネとは打って変わって、今度は中学生の団体が
夜の部のミュージカルを観に劇場に殺到してきました。
過去の戦争の過ちを繰り返さないように、しっかり観て来てね


トーキングイメージ