日本選手のVサインに唖然! | ロンドン在住イメージコンサルタント、テート小畠利子のつれづれ日記

ロンドン在住イメージコンサルタント、テート小畠利子のつれづれ日記

イメージコンサルティング&養成『トーキングイメージ』代表、テート小畠利子です。ロイヤルアスコットパッケージ•ロンドンフェイスヨガ等も提供。著『知的に見える男、バカっぽく見える男』新潮新潮、女性を美しく見せる「錯覚の魔法」』文春新書。最近は主に愛犬成長記?

ロンドンオリンピックの陸上競技を見て以来、すごく気になっていることがあります。

それはこれから競技に入る各国の選手を紹介していた時、
観客に手を振る選手
カメラに向かって投げキスを贈る選手
緊張の表情で精神統一している選手...
と続く中、紹介された日本代表の選手。

彼はカメラに向かって右手の手のひらを自分に向けて、人差し指と中指を立てた。
うっそ~!叫び

それも『頑張るぞ』のつもりだったのでしょうが、
カメラに食い入るような視線で...!

だめ、だめ、だめ!

ちょうど父と見ていたので、
『今の日本選手、手のひらを自分に向けて2本指を立てたよね?!』と聞いても、
『そうかあ~??』と全然、気づいていない。シラー

おそらくVサインのつもりで、そういうしぐさをしたのでしょう。
でも、手のひらを自分に向けた場合、全く違う意味がある、ってご存知ですか?

手のひらを外に向けて、人差し指と中指を立てた場合、
第二次世界大戦時は勝利、また1960年代はピース(平和)の象徴とみなされました。

もともと第二次世界大戦時、ベルギー系フランス語を話す、BBC放送局のディレクターが
ベルギーではフランス語の『勝利』Victoire、そしてオランダ語で『自由』Vrijheid
という言葉を普及させたことで、指を2本たてるVサインが定着した、と言われています。

当時のイギリス首相、チャーチルも『勝利』VICTORYの意味で、
指を2本を立てた姿で頻繁に撮影されました。

ロンドン在住イメージコンサルタントのつれづれ日記-churchill
(http://ww2today.comより)

ただ、手のひらを自分に向けた場合、実は『相手を侮辱』する意味があり、
ケンカを売っているのか、と誤解されることさえあります。

イギリスとフランスが戦った百年戦争(1337年ー1453年)の時、
フランス軍に捕らわれたイギリス兵たちは、二度と武器の大弓が使えないよう
人差し指と中指を切られた、とされています。

(わあ~、残酷!...あっ、でも日本でもヤクザの世界では小指を切るのでしたっけ?)

従って、フランス軍に捕らわれず、指を切られていない英兵達は、
まだ大弓を使って戦えるぞ!と言わんばかりに
手のひらを自分に向けて、この2本の指を立てて、仏軍を侮辱したのが始まりだとか。

チャーチルも、最初はそのことを知らず、
手のひらを自分に向けるという間違えをしたらしい!

イギリスではもちろん、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどの国でも、このしぐさを『侮辱』と見なすようなので、要注意。

アメリカで手のひらを自分に向けて中指を立てる侮辱的なしぐさに同等するのでは?
調べてみると、中指を侮辱的に使ったのは
紀元前4世紀のギリシャの哲学者Dionenesが最初だとか!

文化や国が違えば、全く異なる意味を持つこともあるので、
悪気はなくても、知らないと相手を傷つけることも。

手でピースサインを作る時は、誤解が生じないよう、手のひらは外へ向けようチョキ