戦争世代にも心理的ケアを

今、震災後の心理的ケアも話題、
思ったのは、戦後、大変悲惨の中、
生き残った人々には、
心理的ケアなどは、当時はとても・・・

報道(NHK)によると、戦後、参戦者たちは
 ① 「貝」になった、
   なにも語らずのうつ
 ② 攻撃的になった。
   躁鬱の中の「躁」状態
 ③ 立ち直った:
   戦争の語りべになった。
   戦争は2度とあってはならない、と
   語ることで社会貢献をしている。

戦争体験とは、大変恐ろしいもの。
終戦後からずっと、体験者たちの心の重荷なのだ。

例1.戦時中医学生として参戦。
   中国の田舎で、上司命令のもと、
   現地の若い農民を生きたまま解剖、
   その罪悪感から?夢に、しばしば
   その若い農民が訪れ、
   安眠できない数十年だった。
   言うにも言えぬ、
   呪われる日々だったようだ。
   
   90歳近くなった今、
   戦争の悲劇を語り、
   2度とこのようなことがないように、
   これが自分の使命では、
   と、立ち直り、
   現在語りべとして活躍中。
   その若い中国の農民が夢に訪れたのは
   このためだ、と。

例2.海軍兵として参戦
   海上でイギリス?の商船を拿捕、
   食料不足という「理由」で、
   その船員(主に東南アジア系)全員を、
   上司命令に従い、刺殺したのだ。

この方も例1.と同じく、
やっとの決心で、社会への最後の奉仕として、
語りべになったのだ。
 
上述殺しの背景に、命令違反だと、本人が殴られ、ないし
殺される、現実があったそうだ。
だから、遺骨になって帰国した兵士のうち
戦場がおそろしく、後ろ向き逃げようとしたもの、
殺しを命じられ、拒否したものなど、
上司に殺された場合もあるようだ、
そういうことは、遺族に知らせず、
「戦死」として、扱うのだ。

だから、本当に怖い:
戦争は普通の人間を鬼にしてしまうのだ。

アメリカでは、ベトナム戦争後、
上述「戦争うつ」が多く現れ、
社会問題になった:

参戦者は新たな犯罪に走り、
戦争の、2次的犠牲者を出したり、
うつ状態から脱せず、
社会活動に参加できなくなったものも多い、
戦争による被害妄想などで、
参戦者にさまざまな異常行動が見られた。

このため、社会全体が対応し、
精神科医などによるカウセリングを行ったり、
その心の傷を治そうと、努力したようだ。

日本の戦争と言えば、
日中戦争・太平洋戦争など、
ベトナム戦争より
さらに長期的多地域的なもので、
参戦者数も夥しい、
彼らは、心の傷が癒されることなく、
戦後ずっと引きずったものは数知れないでしょう。

永年たったとは言え、
元兵士たちの戦争体験は、ますます鮮明に?
というのは、青年時代の恐ろしい体験は、
生涯心に刻まれ、消えないそうだ。

今回大震災被災者への心理的ケアを機に、
戦争世代への心理的ケアも、
課題に入れてはいかがでしょうか?

彼等は、忘れられつつの世代、
しかし、彼等は忘れられなく、今だ苦しんでいる。

彼らは正に「国家」の「国策」の犠牲者・被害者なのだ、
遅れながらも、国・政府・社会全体が、
彼等のことを思い出してあげ、
その精神的・心理的ケアに乗りださないか?

長生きの日本、百歳以上の現役も少なくない、
ケアによって、彼らはすがすがしい気持ちで、
これから様々な社会貢献ができるのでは?

戦災被災者への精神的ケアと同時に、
彼等にも優しい手を・・・
これは、戦後処理で忘れていた重大な一環かも?